この前、レストランでメニューを選んでいる時に、メニューに「V」や「G」、星マークなどの変な記号が書かれているものがあることに気がつきました。
もちろん注意書きが書いてあったので読んでみると、「V」はVegan(ビーガン)の頭文字、「G」はGluten-free(グルテンフリー)の頭文字、そして星マークはLacto-ovo vegetarian(ラクトオボベジタリアン)という意味らしいです。
でも正直なところ、注意書きを読んでもよく分からない。
ラクトオボベジタリアンはそもそも英語なんだろうか?グルテンってよく聞くけど実際のところ何?
色々気になったので調べてみると、ベジタリアンが菜食主義者を飛び越えてかなり広い意味で使われていることを知りました。
一番過激な種類になると、もはや野菜さえも食べなくなるらしいです(笑)
せっかく調べたので、今回は雑学としてベジタリアンの種類についてまとめておきます。
目次
日本エシカルヴィーガン協会
グーグルで「ベジタリアン 種類」と検索したところ、日本エシカルヴィーガン協会という団体が検索上位に出てきました。
世の中、どんなことにも協会はあるんですねー。
(日本ベジタリアン協会という団体もあるようですが、あえてヴィーガンに特化した協会を別に作ったようです。熱意がすごい、、、)
その協会によると、どうやらベジタリアンは以下の13種類に分けられるそうです。
- ヴィーガン
- フルータリアン
- ホールフード菜食
- ラクトオボベジタリアン
- オボベジタリアン
- ラクトベジタリアン
- オリエンタルベジ
- ペスキタリアン
- フレキシタリアン
- リデュースタリアン
- ローヴィーガン
- マクロビオティック
- ブレッサリアン
詳細は日本エシカルヴィーガン協会のホームページを参照ください。
細かい説明は上記ホームページに載っているので省いて、赤字で塗った部分だけ書いていきます。
ヴィーガン
メニューに「V」と書かれていると、ヴィーガン対応のメニューということを表します。
そんな記号が用意されているということは、ヴィーガンは世界的にもかなりメジャーなタイプのベジタリアンなんだろうと思います。
ヴィーガンの人は、肉はもちろんのこと、魚や卵、乳製品も口にしません。
主に野菜と豆を食べているようです。
最近は豆腐で作ったハンバーグなどもあるので、ヴィーガンでも色々な味のものは食べられるのかもしれません。
でも個人的には牛乳が飲めないのがきついです。
シチューが食べられないし、ミルクティーも飲めないし、、、豆乳で代用して美味しいものが作れるといいんですが。
ラクトオボベジタリアン
レストランのメニューに星マークで書かれていたラクトオボベジタリアンは卵と乳製品を含めた菜食主義者とのことです。
つまり、肉と魚以外は食べられるはずです。
おそらく多くの人がイメージしている「ベジタリアン=肉を食べないで野菜を食べている人」というイメージに一番近いのが、ラクトオボベジタリアンだと思います。
最近の日本人は魚を食べなくなっているからラクトオボベジタリアンになっても大丈夫な人が多いんじゃないかなあと思っていたら、そんなことはありませんでした。
魚を食べられないということは、魚由来のあらゆるものがダメなのでかつおダシが食べられません。
味噌汁を飲んでいる日本人にとっては致命的ですよね。
ブレッサリアン
これが冒頭で説明した「野菜さえも食べない」ベジタリアンです。
もはやベジタリアンという言い方もできませんが(笑)
信じられないんですが、ブレッサリアンの人たちは基本的に食事はせずに「水と光」だけで生きているそうです。
絶対無理だろ!って思いますよね。
普通に死にますよ(笑)
要は、人間に「光合成して生き延びろ」と言っているようなものですからね。
植物じゃないんだから水と光だけで生きられるわけないです。
まあ、基本的に食事はしないってことなので、やばくなったら何か食べているんだと思いますが、何を食べているんでしょうか。
グルテンフリーってなに?
レストランのメニューに書いてあった「G」が表していたグルテンフリーですが、これはベジタリアンとは関係ないようです。
単に「グルテン」という成分が入っていない食事という意味です。
グルテンは主に小麦などに含まれている成分なので、麺類がアウトなんでしょう。
僕はパスタもラーメンも大好きなので、グルテンフリーはベジタリアンになるよりきついかもしれません(泣)
どうしてグルテンを抜いた食事をしようという動きが出たかというと、どうやらグルテンによって引き起こされる健康被害があるらしいです。
グルテンが原因なんだからグルテンを食べなければいいだろっていう超単純な解決策ですね。
(でも調べてみると、グルテンフリーにすることによって引き起こされる健康被害もあるらしい。結局のところは、個人の趣向の問題なんだと思います)
どうしてヴィーガンやブレッサリアンになるのか?
別に誰がどんな食事方法をしていようと周りに迷惑をかけていない分には問題ないと思います。
でも、どうしてその人がヴィーガンやブレッサリアンになったのかは気になります。
なので簡単に調べてみると、親がヴィーガンだったとか、動物愛護の精神からとか、健康を維持するためにとか、そういう理由が多いようでした。
中には血を見るのが嫌だからヴィーガンの食事をしているという人や、世界の食糧問題を解決するためにベジタリアンになったという人もいるようです。
一口にヴィーガンやベジタリアンと言っても個人個人が色々な考え方を持っているんですね。
全世界がベジタリアンになったら食糧問題は解決する?
食糧問題とベジタリアンのつながりが気になったのでさらに調べてみると、ネット上にたくさんのデータがありました。
ベジタリアンになると食糧問題が解決する、もしくは改善されるという論理は、食肉を作るために牛や豚に食べさせている穀物を人間が食べた方が効率がいいんじゃないの?という話です。
色々な試算があってどれが正しいのかはわかりませんが、ざっくりいうと、肉1kgを作るために穀物が約5キロ消費されているようです。
つまり、単純に考えて、5倍多くの食糧を消費しています。
ステーキを1kg食べると、穀物を5kg食べたことになるわけです。
それを日本の全国民、世界中の人たちに当てはめると、肉を食べることによってどれだけ多くの穀物が消費されているのか想像もつきません。
世界には食べ物を食べられずに飢えに苦しんでいる人がいます。
そういう人たちに食糧が回らない原因は、肉を食べる人が大量に穀物を食べているからなんだそうです。
それぞれ考えはあると思いますが、この論理は半分正解で半分間違いなんだと思います。
肉を生産するために穀物がたくさん消費されていることは事実でしょう。
でも飢えに苦しんでいる人がいる理由には、廃棄食糧・食糧分配の問題も絡んでいます。
全世界で毎日廃棄されている食糧が廃棄されずにちゃんと分配されれば、食糧危機は今よりも改善されるはずです。
でもそんなことはみんな分かっていて、でも解決策が見つかってないんですよね。
だからまずは個人レベルでいいから動き出そうよって人がヴィーガンとかになっているんですかね。
口だけじゃなくて行動に移している人たちなので、その点はとても尊敬できると思いました。
でも実際にヴィーガンになるのはきついので代替案がないかあと思っていたところ、面白い動画を見つけたので共有しておきます。
平日だけベジタリアンになるという選択肢
この動画はTEDという無料の動画配信サービスのものです。
僕は英語の勉強のためにたまに見ているんですが、エンターテインメントから難しい化学までなんでも特集していて、物によっては日本語訳も付いています。
その中に「Weekday Vege」という動画あったので見てみました。
内容はタイトルの通りで、平日だけベジタリアンになって週末は好きなものを食べようと提案しています。
世界レベルでみんながこの運動に取り組んだらかなり大きなインパクトを与えられるんじゃないかあと思います。
肉ばかりとか、野菜ばかり食べるよりも健康になりそうだし、食糧問題のような大きな関心がなくても、単純に自分の健康のためにも平日ベジタリアンはいいかもしれませんね。
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