ミャンマー水かけ祭り「ティンジャン」を最高に楽しむために必要な準備まとめ

今回は、ミャンマーで一番大きなお祭り「ティンジャン(もしくはダジャン)」について紹介します。

ティンジャンを日本語で言うと、水かけ祭りです。

水かけ祭りといえば、タイのソンクランが有名だと思いますが、実はミャンマーにもあるんです。

タイに負けず劣らず激しい祭りなので、普通のお祭りに飽きてしまった人に特にオススメですが、本当に頭がおかしいんじゃないの?ってくらい激しいお祭りなので、ちゃんと準備しないと大変な目に遭います。

僕は観光中にフラットホテルを出て軽装で参加した結果、耳や足に大ダメージを受けました(泣)

そこで今回は、実際にティンジャンに参加した僕だからわかるティンジャンを楽しむために必要な準備について紹介します。

でもその前にそもそもティンジャンって何?というところから簡単に話しますね。

【3/16追記】2020年のティンジャンが中止になりました!
ミャンマー政府はコロナウイルスの影響により2020年の水かけ祭りを中止すると発表しました。詳細は以下の記事にまとめてあるのでご覧ください。

【悲報】コロナウイルスの影響でティンジャン中止!ミャンマー人が気持ちよく新年を迎えられないかも泣

2020年3月16日

ティンジャン(ダジャン)とは

冒頭で説明したように、ティンジャンとは水かけ祭りのことです。

お祭りの期間中は、町中の人が狂ったように朝から晩まで水をかけ合います。

もちろん子ども無邪気な笑顔でバシバシ水をかけてきますよ。

僕は
お前らいい加減にしろ(怒)
ちょっと休ませてください(泣)
って言いたくなるくらいかけられました、、、

でもこれにはちゃんと意味があるんです。

実はミャンマーの暦では、4月17日が新年(1月1日)に当たります。そこで、前年の厄を洗い流すために4月17日の前に4日間ほどかけて水をかけ合っているんです。

ということで、ティンジャンの開催時期は毎年4月13日頃〜4月16日(新年の前日)までの4、5日間です。

水をかけて貰えば貰うほど厄が落ちていく

だからみんなバンバン水をかけ合います。まあほとんどのミャンマー人は細かい意味なんて考えないで単純にお祭りを楽しんでいますが。

2020年の水かけ祭りの開催期間

2020年は4月10日から16日が水かけ祭りで休日になります。17日は新年(元日)でお休みですが、水はかけません。年を越える前に水をかけて厄を落とすのが目的ですからね。ご注意ください。

水をかけてはいけない人がいる

ティンジャン期間中は街全体がお祭りモード。

そこらじゅうで爆音の音楽が鳴り、踊り狂い、水をかけまくるわけですが、

実はミャンマー人はちゃんと水をかける相手を選んでいます。

というのも、ティンジャンにはいくつかの不文律があり、水をかけてはいけない相手がいるからです。

1、僧侶、尼僧

ミャンマーでは、宗教が何よりも優先されます。ポップミュージックの代わりに、お経が町中やレストランで流させているくらい仏教が大好きです。

ミャンマー人はお寺に寄付しまくっているので寄付をたくさんする国ランキング(世界寄付指数)で4年連続世界1位をとっているくらいです。

全国民から尊敬されているお坊さんや尼さんに水をかけるなんて罰当たりなことは誰もやりません。(世俗から離れているお坊さんたちにはもともと厄なんてつかないから水をかけて厄を流さなくていいってことかも、、、)

2、郵便配達員

ティンジャン中は国全体がお祭りモード、休暇ですが、働いている人もいます。と言ってもミャンマー人は働いている人にもバンバン水をかけます。

タクシーの窓が開いていたら、ミャンマー人はにこーっと笑いながら運転席めがけて水をかけてきます(笑)

いやいやいや、故障したらどうすんだよってミャンマー人に聞いてみたら、、、水かけ祭りのときに窓を開けている人が悪いそうです(笑)

でもバケツに水をたっぷり入れているミャンマー人の前を通っても水をかけられない職業があります。

それは、、、郵便配達員です。

郵便物が濡れたら大変ですからね。自宅にビチョビチョに濡れた手紙が来たら誰でも怒ります(笑)自分がやられて嫌なことは他人にやるなってことですね。

3、ご老人

ミャンマーは日本以上に年上(特に老人)を敬います。自分より年上の人(老人など)と話すときは、敬称や言葉づかいを変えるのが普通です。何か話し合いがあっても、基本的に年上の希望や意見が通ります。

だからミャンマー人から、老人には水をかけないという話を聞いたときは、相手を立てているのかなと思ったんですが、実際は全然違いました。

実は理由は、老人に水をかけるとショック死してしまうからです。

宗教とか文化とか全然関係なくて、めちゃくちゃ現実的な理由でした(笑)

でも水をかけられたくらいでショックするの?って思う人もいると思います。

僕も思いました。でもティンジャンに参加してみてショック死するかもしれない理由がよく分かりました。
キンキンに冷えた氷水をかけてくる奴がたくさんいるんですよ(泣)

20代の僕も「ヒエエエエエエエエ」ってなりました(笑)

老人とっては本当に致命傷になりかねません(苦笑)

ティンジャン参加者が用意するべき装備品

そんなミャンマーのクレイジーなお祭りを楽しむためには準備が必要です。

ちゃんと用意しないと楽しさ半減、辛さ倍増になるので、ちゃんと最後まで読んで備えてから来てください。

1、ジーパン

水かけ祭りだから水着で参加すればいいと思っている人が多いと思います。僕がそうでした。でもそれは大きな大きな間違いです。

決して水着を履いてはいけません。

それを証明する光景がこちらです。

普段はロンジー(ペラペラの薄い布を筒状に織って作られたスカート、ミャンマーの伝統衣装)を履いているミャンマー人がティンジャン期間中はあえてジーパンを履いています。

でもどうして水着やロンジーを履かずにわざわざジーパンを履くのかというと、、、高圧洗浄機を使って、水をかけてくる輩が大勢いるからです。しかも霧のように噴射するのではなく、絞って狙ってきます。

シャワーみたいにかけてくれるのかなー。暑いからちょうどいいやと思ってかけてもらいに行ったら、、、

イッテエエエェェェェ!!

ダイヤモンドカッター並みに絞った水をかけられました(泣)

マジで激痛です。

顔は狙わずに足にかけてくれますが、水着やロンジーではダメージを全然防げません。だからミャンマー人はあえて厚手のジーパンを履いているのです。(ロンジーだと水をかけられたときに脱げてしまうからという理由もありますが、、、)

2、耳栓&ゴーグル

ティンジャン開催中は町中のいたるところに特設ステージが作られ、ステージ上から大量の水をかけてきます。また、ステージのないところでも道路沿いに住む人たちがタンクを用意して水をかけてきます。

でも小さな子どもとか女性にかけられる水は正直無視でおkです。最初からずぶ濡れだし今更かけられたところで大した違いはありません。

でもイケイケのお兄さんたちがニヤニヤしながらバケツを構えていたら緊急警報発令です。十中八九間違いなく、めっちゃくちゃ振りかぶって叩きつけるようにかけてきます(泣)

もう、とにかく痛い。それが氷水だったらクリティカルヒットで、一気に9割くらいHPが減ります(笑)

僕は鼓膜が破けたんじゃないかと思いました、、、

身体中の穴という穴に水が入ってくるので、耳をガードする耳栓は必須です。

耳栓と同じ理由で、目も守ったほうがいいです。

でもやられっ放しは嫌なので、掛ける側に回った時は同じようにやり返してやりました。

で、やってみると楽しい(笑)

お祭り中は無礼講なので、楽しんだもん勝ち

準備してない方が悪いので、思いっきりやっちゃってください(笑)

4、ストラップ付きの帽子

ミャンマーは4月が一番暑いです。40度を超える日も頻繁にあります。いくら水をかけてもらっても焼けるように頭が暑くなることがあります。なので帽子があると便利です。

ただし、水をかけられて落ちてしまうことを防ぐためにストラップは必須です。

帽子を持ってくるのが面倒な場合は、タオルを頭に巻くだけでも十分効果はあると思います。

5、長袖の上着

ミャンマーは暑いですが、水をかけられたまま町中をトラックの荷台に乗って周る(詳細は後述します)のは寒いです。またすでに紹介した通り、氷水をかけてくる人にかなりいます。

なぜなら、氷水を作るための巨大氷が売っているからです(笑)

すごい良いリアクションがもらえるので氷水をかけるのは面白いですが、かけられる方はたまったもんじゃありません。

少しでもダメージを減らすために長袖を着ておくのがおすすめです。

暑いと思うかもしれませんが、実は長袖を着たほうがいろいろと過ごしやすいんですよ。

6、携帯電話用ビニールケース

ケースの中に入れたまま操作可能で、撮影の邪魔にならない無地のものがおすすめです。お祭りはかなり激しいので故障に備えて予備があると安心です。

水をかけられても携帯が故障しないようにビニールケースを用意してください。

ミャンマー国内でも売ってるんですが、防水性が弱く水が入ってくることが多いので日本で頑丈なやつを買ってきた方が安全です。

ちなみに防水携帯もビニールケースに入れたほうがいいです。

僕の友人は水かけ祭りのためにわざわざ防水携帯を準備していました。

俺の携帯は防水だからビニールケースなんて買ってないよ。写真とか動画撮りづらいし、お前も防水携帯にしておけばよかったんだよ。(僕の携帯はiPhoneだったので、ビニールケースに入れたまま写真や動画を撮りました)

そんなことを自慢げに言っていた友人の携帯ですが、、、水かけ祭りの1日目で壊れました(爆笑)

たとえ防水携帯でも水かけ祭りの最中はビニールケースに入れたほうがいいですよ。それは僕の友人の尊い犠牲ではっきりと証明されました(笑)

ビニールケースは携帯を入れたまま写真や動画を撮るので、デザインのない無地のケースが便利です。

猫のデザイン入りのケースを買った友人が携帯を入れたところ、猫のデザインとカメラが重なってうまく撮れなかったと嘆いていました(笑)

ここまで準備すれば、間違い無く快適にティンジャンを楽しめます。

もちろん何も準備しないでお祭りに飛び込む楽しみ方もありますが、翌日以降のダメージはすごいですよ(笑)

何も準備せずに参加した僕は1週間くらい耳に違和感(水が入っている感じ)が残りました。

あと高圧洗浄機で水をかけられたところは赤い線になってましたね。(僕はハーフパンツ型の水着を着て参加しました)

とまあ、いろいろと脅すような書き方をしましたが、水かけ祭りは間違い無く超楽しいです。

準備をしていたらもっと楽しいので、ぜひ準備してください。

ティンジャン期間中の町中の様子

ここからはティンジャン中の街中の様子を紹介します。

まず、ティンジャン期間中は多くの人たちがトラックの荷台やバイクに乗って町中をグルグル周回します。

僕も知り合いのトラックに乗せてもらいました。

ほぼ全住民がそんなことをするので、この時期は町中のいたるところで渋滞が起こります。特に人気の大きなステージの前にはみんなが行きたがるので全然車が進みません。

普段は閑散としている田舎町もお祭りのときだけ人口爆発します。こんなにたくさん住んでたの?ってびっくりしちゃいました(笑)

街中には特設ステージがたくさん作られていて、爆音の音楽を流しながらミャンマー人たちは一日中踊り狂います。

それらのステージはすべて別々の独立したチームによって作られていてそれぞれのステージにチームロゴが掲げられています。いつも人がたくさん集まっている人気のステージもあれば、あまり人気のない過疎気味のステージもあります(笑)ミャンマー人に確認したところ、20000チャット(約1540円)払うとチームのメンバーになれるそうです。

無料のレストラン

ティンジャンの間、期間限定で地元の人々の寄付による無料のレストランがオープンします。色とりどりの傘が吊るされている光景はとても幻想的で、自分がミャンマーにいることを一瞬忘れてしまいました。でも地面に目を向けるとゴミが大量に投棄されているので、すぐに現実に引き戻されます(笑)

レストランとまでいかなくても、町中のいたるところで飲み物や食べ物の無料配布は行われています。ちなみに僕はジュース(↓)をもらいました。

みんな寄付をしていてすごいなあって思う人もいるかもしれませんが、実は自己犠牲の精神とかはあんまりないです。

というのも、ミャンマー人は自分たちが来世で幸せになるために寄付をしているからです。まあもっともらしい理由ばかり考えて行動しないよりも100倍マシですね。

目を疑う光景

ティンジャン中に変な車を何台も目撃しました。

どうしてこんな色になっていると思いますか?








実は車体一面に洗剤が塗られているんです。

水かけ祭りの間に水をかけてもらって洗車をしてしまおうという魂胆です(笑)こういう車が何台も町中を走っていました。賢いのか、面倒くさがりなのかよく分かりませんね(笑)

ただ、ティンジャンに一緒に参加した日本人の車両整備士の方によると、洗剤を写真のように塗りたくると塗装が剥がれてしまうらしいので絶対に真似しないでくださいとのことです。

車の塗装はとても繊細です。

日本でティンジャンに参加する方法

2019年4月開催時のチラシです。

実は日本国内で水かけ祭りに参加する方法があります。

その方法とは、毎年4月のはじめに日比谷公園で開催される「東京ダジャン祭り」に参加することです。

すでに30回近く開催されている伝統あるお祭りなんですが、全然知りませんでした。

2020年も開催されると思うので、水かけ祭りに興味があるけれどミャンマーに来る時間はないという人はこちらに参加してみてください。

参考として2019年4月に開催された東京ダジャン祭りのツイッターアカウントを載せておきますね。https://twitter.com/thingyan_tokyo

ミャンマー観光の注意点やティンジャン以外の観光スポットについて以下の記事で詳しく紹介しているので、読んでみてください。

【2020年版】ミャンマー通貨チャットの両替情報まとめ(レート、注意点、場所など)

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