僕は職場にお弁当を時差しているんですが、先日デザートとして桜餅を持って行きました。
すると、職場の先輩が「その桜餅は道明寺?」と聞いてきました。
お恥ずかしながら僕はその質問の意味が全く分からず、「その桜餅は道明寺というお寺で買ってきた物なの?」と聞かれているんだと思ったのです(笑)
(僕の頭の中で「道明寺」といえば、花より団子の道明寺つかさ、または日本のどこかにありそうな道明寺というお寺だけだったのです)
で、持参した桜餅はお寺ではなくスーパーで買ったものだったので、僕が「違いますよ。近所のスーパーで買いました!」なんて答えたものだからお互いに大混乱です(笑)
まさか桜餅の種類の話をしているなんて夢にも思いませんでした。
僕は30年近くずーっと、日本中の桜餅は全て同じものだと思っていたんです、、、
目次
関東は長命寺、関西は道明寺
関東と関西で食べ物の種類や味が違うなんて話はよく聞きますが、実は桜餅にも関東版と関西版があるんです。
それが、関東の長命寺と関西の道明寺です。
写真を見ると違いが一目でわかるので載せておきます。
こうやって写真で見てみると、確かにどちらも見たことがあります。
でも僕は道明寺こそ桜餅で、長命寺は桜餅ではないと思っていました。
長命寺は薄皮であんこを包んだような形になっていて、中身のあんこが見えています。
一方、道明寺は米粒の質感が残る記事ですっぽりと覆っているので中身のあんこは見えません。
一般的に、関東では長命寺がよく食べられていて、関西では道明寺が食べられているそうです。
僕は関東出身なのになぜか道明寺ばかり食べていました。
なんででしょうか(笑)
長命寺と道明寺は見た目以外に何が違うのか?
実は見た目以外にも大きな違いがあります。
長命寺の材料は小麦粉ですが、道明寺の材料は小麦粉ではなく道明寺粉と呼ばれるもち米由来の粉なんです。
名前の由来は、そのままですね。道明寺粉で作られているから道明寺桜餅です。
ちなみに、道明寺粉という名称の由来になったお寺(道明寺)は大阪にあるので、関西でよく食べられているんだと思います。
長命寺桜餅の由来も似たようなもので、関東にあった長命寺というお寺が最初に作った桜餅なので長命寺桜餅であり、関東で食べられているわけです。
調べればすぐに分かることなんですが、そもそも種類があると思っていないのでこれまで全く調べようとは思いませんでした。
食べ比べしていないので味の違いはわかりませんが、きっと味自体はほとんど変わらないと思います。
今度スーパーで両方買ってきて食べ比べしてみようと思います。
おまけ:関東と関西で違う物をまとめて紹介
テレビでもよく特集されていますが、改めて関東と関西の違いをまとめてみます。
食べ物 | 関東 | 関西 |
にぎりめし | おにぎり(三角形) | おむすび(俵型) |
いなり寿司 | 俵型 | 三角形 |
お雑煮 | 焼いた角餅 | 焼かない丸餅 |
醤油 | 濃口 | 薄口 |
出汁 | カツオだし | 昆布だし |
食パン | 6枚切り | 5枚切り |
ネギ | 白ネギ | 青ネギ |
もちろん他にも色々ありますが、一部ということでこれだけ書きました。
え?そうなの?
と思うものがいくつかあったかもしれません。
気になる方は他にも色々あるので調べてみてください。
ではまた、
周登
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