【ビッグイシュー】金持ちでなくてもできる社会貢献・人助け

令和に入って日本は新しい時代を迎えたから自分も何か新しいことを始めてみよう。

でも、毎日走るとか、毎日本を読むとかそういう系は続かなくて挫折する。

でもやっぱり何か新しい事を始めたい!

 

そんな事を考えているときに、ビッグイシューを売っているおじさんが目にとまりました。

今までも何度か買ったことはあるけど完全に気まぐれ。定期的に買ったことはないし、同じおじさんから買ったこともなかった。

 

「そうだ!このおじさんからビッグイシューを買い続けよう!!」

ということで、僕は令和に入ってから毎月同じ販売者からビッグイシューを買っています。

 

ホームレスが売っているペラペラの冊子に350円も払うのは馬鹿らしいとか、ネットニュースなら無料で読めるし雑誌よりも情報量も多いなんて批判や指摘もあると思います。

実際、僕も今までビッグイシューを指で数えられるくらいの数しか買ったことがありませんでした。

でもビッグイシューを買えばホームレスの方の人生を少しだけ手助けできるし、スマホみたいな電子機器から離れて紙の本や雑誌を読みたいなあという個人的な思いもありました。

だから先月から定期的にビッグイシューを読んでいるけど、これがかなり面白くてもっと多くの人にビッグイシューを読んでほしいと思うようになったので、ブログでビッグイシューの話を定期的に書いていくことにしました。

そこで今回は第1回目ということで、そもそもビッグイシューって何?という話をしていきます。

そもそもビッグイシューって何?

ビッグイシューはホームレスの自立を助けるために生まれたイギリス発祥の営利企業で、自分たちの事業で利益を上げて運営しています。

ホームレスを助ける会社と聞くと、寄付や助成金によって運営されているNGOやNPOのような団体をイメージする人が多いと思うけど、そうじゃないんですよ。

僕も以前は勘違いしていました。

やっていることは雑誌の出版と販売(委託)です。

つまり、駅前などに立っているホームレスの販売員の方はビッグイシューの社員ではなく、ビッグイシューから販売を委託された委託販売員ですね。

 

  • でもどうしてNGOじゃなくて会社なんだろう?
  • どうしてホームレスにお金を渡さないで雑誌の販売委託をしているんだろう?

 

もう何年も前に僕が初めてビッグイシューを知ったときにはそんな疑問が出てきました。

多分同じことを考えている人はたくさんいると思います。(僕だけじゃないよね?いるよね?笑)

その疑問に対する僕なりの答えは、ビッグイシューがホームレスの自立を助ける会社であり、ホームレスを自立させる会社ではないからです。

 

心から自立したいと思っていない人、やる気のない人にお金をあげてもギャンブルに使ったり、タバコを買ったりするから生活環境は改善しない。でも心から自立したいと考えている人に手を差し伸べれば、大金をあげなくたって人生は変わる。

 

きっとそういうことなんだと思います。

ビッグイシューを売るのってかなりきついはずです。毎日同じ場所に何時間も立っているのに売れる部数は数える程度だと思うし、継続的に買ってくれる人もあまりいないと思います。

継続的に買ってくれても月に2冊買うだけだから360円の収入にしかなりません。

通勤途中の電車の様子を見ていると、99%の人がスマホを見ていて本や雑誌を読んでいない光景にはぞっとするけどそれが現実ですよね。

僕はバイトでチラシ配りをやったことがあるけど受け取ってもらえないと精神的にかなりきつかったです。

ビッグイシューを売っている人は、自分のことが目に入っているはずなのに素通りしていく人を毎日大量に見ています。肉体的よりも精神的にきつい仕事なんじゃないかな。でも自分の人生を変えるために挑戦している。そういう人を応援したいです。

コンビニでお菓子を買うのを少し我慢すれば買えるんだし、もっと買ってくれる人が増えてほしいなあ。

ビッグイシューって面白いの?

わざわざ350円を出してビッグイシューを買う価値はないという人もいるけど僕は350円以上の価値があると思います。

もちろん、ホームレスの人を助けられるという人道的な価値以外の価値ですよ。

僕が特に気に入っている点は、ビッグイシューの薄さです。

30ページくらいしかないだけど、それが最初から最後まで、隅から隅まで全部読んでも苦にならないちょうどいい長さになってるんですよ。

で、全部読めると、自分が今まで興味のなかった話題も読むので知識が増えるし、新しい発見も出てきます。

 

ネットの良さは検索すればほとんど何でも知ることができることだけど、それは逆に言うと、調べないことは分からないということです。

ビッグイシューは娯楽や学術的研究まで幅広く特集してくれていて、一冊まるまる読むと必ず自分の守備範囲外だったことを教えてくれます。

新しい分野に興味をもたせてくれるので、その分野についてネットで調べればもっと詳しくなります。

でも分厚い雑誌だと興味のある部分しか読まないから新しい分野に興味を持ちづらい。

全部読めるちょうどいいページ数で、幅広い分野を網羅しているビッグイシューはかなりオススメの雑誌です。

 

電子辞書じゃなくて紙の辞書がおすすめされている理由も同じですよね。

例えば、英単語で「issue」と検索すると、「issue」に関する知識しか入ってこないけど、紙の辞書で検索すると「issue」と同じページに書いてある別の英単語とか「issue」のページにたどり着く前に開いたページの英単語などを目にすることになります。

 

有名人がビッグイシューだけに答える限定インタビューもあるし、ビッグイシューでしか得られない知識もあります。

自分の知識に幅を持たせられるし、ホームレスも助けられる。

ビッグイシューは本当に美味しい、素晴らしい雑誌だと思います。ちょっとでも興味を持った人は一度買ってみてください。

 

次回からは僕が実際にビッグイッシューを読んで気になった話題を紹介していきますね。

(追記)これまでに書いたビッグイシュー記事を一覧にしました

ビッグイシュー記事まとめ

2019年9月7日

ビッグイシューを売っている場所やその他の詳しい情報は公式ホームページから確認できます。また、ビッグイシュー基金を通して寄付を行うことも可能です。興味のある方は以下の公式サイトを確認してみください。

ビッグイシューホームページ

ビッグイシュー基金ホームページ

 

ではまた

周登

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