ビッグイシュー371号の特集は「地図と暮らす」
様々な地図好きが、地図の魅力について熱く語っています。
行ったことのない土地でも地図を見れば人口分布や住居の作りなどが分かってしまう人もいて、もはや地図好きというよりも変人ですね笑
そのくらいぶっ飛んでいる人たちのコラムなので面白かったです。
待ち合わせ場所やイベント会場に行く際にGoogle マップを開くだけなんて人が多いですが、紙の地図を使わないと損をしているのかもしれませんよ。
今回はそんな地図の不思議な魅力と雑学について紹介していきます。
目次
地図は言葉よりも古い歴史を持っている?
「はじめに言葉があった」という有名なセリフをどこかで聞いたことがあります。宗教系の話だったかな?
でも人類の歴史上、言葉(文字)よりも先に地図があったようです。
世界最古の地図と言われているのが、紀元前6200年頃(新石器時代)のトルコ・チャタルホユック遺跡から見つかったものです。たぶん下の写真の壁画だと思います。
実際に言葉と地図のどちらが先だったのかはよく分かりませんが、地図の歴史は相当古いという事実だけ知っておけば十分ではないでしょうか。
メルカトル図法は国土の大きさを正確に示していない?
日本人にとって最も馴染みのある世界地図は上記の地図です。
この地図は「メルカトル図法」と呼ばれる方法で作られていて、針路を示す角度を正しく表す目的で開発されました。あくまでも角度に焦点を当てている地図のため、それぞれの国や大陸の大きさは全くあっていません。北極や南極などの高緯度の場所に近づくほど巨大化されているんです。
メルカトル図法の地図だと日本がかなり小さく見えますが、実際は世界約200カ国の中でも上位3分の1に入るほど大きな国なんですよ。
実際に比較してみると、こんな感じです(↓)
上記の比較に利用したメルカトル図法に騙されないでそれぞれの国の大きさを正確に比較できるサイトのリンクを貼っておきます。
世界中の国を自由に動かして比較できるのでかなり面白いですよ笑
地図をモチーフにしたスイーツが面白い
世の中には本当に面白い人がいて、地図からスイーツを作ってしまったようです。例えば、地図上で土地の高低差を表す等高線からヒントを得た「等高線ケーキ」(上記写真)
「地層ムース」は各地層の硬さを表すために、チョコやムースなどの異なる食材を使う徹底ぶりです。四色定理をそのままグミで表現してしまう人は滅多にいないですよね笑
ビッグイシューを読んでいなかったら一生知ることのできなかったニッチな世界だと思います。
地層ムース食べてみたいんですけど、どこで売っているんですかね?
ビッグイシューを売っている場所やその他の詳しい情報は公式ホームページから確認できます。また、ビッグイシュー基金を通して寄付を行うことも可能です。興味のある方は以下の公式サイトを確認してみください。
ではまた
周登
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