先日、ヤンゴン市内に滞在している間に、日帰りでチャウタンに行ってきました。
お目当てはもちろん川の上に建てられた水上パゴダです。
ミャンマー全土に数え切れないほど多くのパゴダがありますが、川や湖の上に建てられたパゴダは希少です。(一番有名な水上パゴダはインレー湖のファンドーウーパゴダですが、ヤンゴンからは遠い、、、)
そこで今回は、
- ヤンゴン市内観光は終わっちゃったけどフライトの時間まで半日ほど残っている
- 水上パゴダを見てみたいけどインレー湖まで行く時間はない
という方向けに、チャウタンの水上パゴダへの行き方や所要時間、料金などをまとめて紹介します。
けっこう安くカンタンに行けるんですよ。
目次
チャウタンの水上パゴダ(イエレーパゴダ)とは?
チャウタンにある水上パゴダの正式名称は「チャイ・マウ・ウン・イエー・レー・セティ・タウ」です。
でもこれは長すぎるので、ミャンマー人は「イエレーパゴダ」または「イエレーチャウタン」と呼んでいます。
このパゴダの特徴は水上に建てられていることですが、なんと半世紀以上も拡張工事を続けているお化けパゴダなんです。
川の中州にあるのでボートで行くんですが、ボート乗り場に工事過程の写真が飾ってありました。
1950年当時は真ん中に大きな建物が一つあるだけですね。
1965年になると、左側に新しい建物が造られています。真ん中の建物も金ぴかに輝き始めています(笑)
20年後の1985年になると、見た目が一気に変わります。地盤の補強工事でもしたのか壁が作られ、敷地全体が拡張されています。
そして最新版の2018年はこれまで違った角度で空から撮影されていました。ドローンでも使ったのか???
敷地全体の広さと建物の数が一目でわかります。
わかりやすくするために1950年と2018年を並べて比較してみました(↓)
1950年当時の面影は全然ないですね(笑)
ひときわ金ぴかに輝いている建物が最初からあった塔だと思うので、敷地が左右にどんどん伸びている気がします。
写真ではよくわかりませんが実際に行ってみたところ、こんな感じで中州はガチガチにセメントと岩で固めて拡張されていました。
ここチャウタンはこのパゴダがあるおかげでたくさんの外国人観光客が訪れています。
川の中州を埋め立てて作っているので総工費もすごそうですが、それ以上に経済効果も大きそうです。
お土産屋さん、レストラン、ボート(渡し舟)やパゴダ内の作業員など雇用が生まれまくっていました。
たぶん僧侶が最初にパゴダを大きくしようとしたんだと思いますが、その僧侶はビジネスセンスがありますね(笑)
イエレーパゴダの場所・行き方・所要時間
タクシーで行く場合(おすすめ)
イエレーパゴダはヤンゴンの繁華街から南東に下ったところにあります。(以下の地図はヤンゴンの繁華街にあるスーレーパゴダからイエレーパゴダ前のフェリー乗り場までの経路図です)
片道1時間半くらいかかります。
ヤンゴン市内からの料金相場は往復で30,000チャット(約2,150円)です。
イエレーパゴダと周囲のお土産屋などを見ても1時間くらいなので、ヤンゴンを出発して見学後にヤンゴンに戻ってくるまでの全行程を合わせても5時間もあれば十分に楽しめますね。
僕もヤンゴン滞在最終日にフライトまで時間が余ったのでさっと見学してきました。
バスで行く場合
ヤンゴン市内からの直通便はありません。途中の街で95番バスに乗り換える必要があります。
タクシーより安いですが、かなり時間がかかります。
ローカルバスの旅を楽しみたい人以外はタクシーを捕まえた方がいいと思います。
チャウタン到着後はボート乗り場へ
チャウタンに着くと、川の真ん中にイエレーパゴダがすぐに見えます。
当然歩いていくことはできないので、ボートに乗り換えます。
川沿いに歩いていると、こんな豪華な造りの門が見えてきます。
これがボート乗り場です。
ボート乗り場およびイエレーパゴダ内では靴を脱ぐ必要があるので袋やバッグを用意しておくと便利ですが、もし何も用意していなくても1,000チャット(約70円)で預かってくれるので大丈夫です。
乗り場に着いたら、外国人は一人5,000チャット(約360円)で往復チケットを買います。
外国人が乗るのは屋根とエンジンの付いたボートです。
ミャンマー人は屋根なし手漕ぎボートにも乗れます。
ミャンマー人用のボートに乗ってみたくて声をかけたら外国人はダメだと言われてしまいました(泣)
ボートに乗ると早速エンジンがゴゴゴゴと鳴り響き、グーーーンと一気にイエレーパゴダまで連れて行ってくれます。
そして、所要時間は驚きのわずか1分です(笑)
ピストン輸送しているのでボートの待ち時間もほとんどありませんでした。
イエレーパゴダに到着
パゴダに着いたら入り口の左側でチケットを買います。一人3,000チャット(約210円)です。
パゴダ内はそれほど広くないので30分くらいで全て見終わります。
とにかく何でも金ぴかなのはミャンマーのパゴダ共通の特徴ですね。
1950年ごろから拡張を続けているのにまだ工事が終わっていないらしく、パゴダ内では金粉を貼る作業が行われていました。
一体いつになったら工事は終わるんでしょうか?
全然工事が終わらない様子は、スペインのサグラダファミリアや日本の横浜駅と似ていますね(笑)
またパゴダ内では魚用の餌(500チャット)が売られていて、たくさんのミャンマー人が川に餌を投げていました。
何がいるんだろう?と思って覗いてみましたが、川の水が濁っていて全然わからない。
でも何かがいるのは間違いない、、、
あとで調べてみたら、ナマズでした。
イエレーパゴダの周囲にいるナマズは神聖な生き物らしく、殺すと不幸になってしまうんだとか。
ミャンマー人は犬や猫、鳥などに餌をあげて徳を積む文化があるので、ナマズに餌をあげるのも同じ理屈だと思います。
そして最後はミャンマーのパゴダお決まりの写真です。
本当にどこのパゴダにいっても、必ずミャンマー人たちが昼間からくつろいでいます。
いったい彼らはどうやって生計を立てているんだろうか?
しかも話しかけるとご飯を奢ろうとする人もいるので本当に不思議です。
外国人に優しいミャンマーは海外旅行に慣れていない人にもおすすめできる国ですよ。
困っていると誰かが助けてくれます。
日本以上に思いやりの国かもしれませんねー。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、今回はヤンゴンからチャウタンの水上パゴダを日帰り観光するお話でした。
ヤンゴン市内からタクシーを拾ってしまうのが一番おすすめの方法です。
複数人で乗れば安く済ませられるので友人や家族と一緒に行ってみてください。
チャウタン以外にヤンゴン市内から日帰りで観光できる場所はある?
チャウタン以外にヤンゴン市内から日帰りで行ける観光スポットについてまとめました。
ヤンゴンを拠点に観光する場合は参考にしてください。
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