ミャンマー観光で人気の都市といえばヤンゴン、バガン、インレー、そしてマンダレーです。
今回はその中でマンダレーについて役立つ観光情報をたくさん紹介していきます。
マンダレーはヤンゴンに次いで2番目に大きな経済都市でとても活気がある街ですが、実はミャンマー最後の王朝であるコウバウン朝があった場所でもあります。
なので今でも王宮が残っている古い街なんです。日本でいうと、京都のような街でしょうか。
そんな歴史あるマンダレーには王宮以外にも伝統ある僧院やマリオネットショーなどミャンマー観光中にぜひ見ておきたいものがたくさんあります。
マンダレー周辺のアマラプラやミングォンなどにも観光スポットがあるんですが、今回はバイクや自転車で簡単に回れるマンダレー市内に絞って紹介していきますね。
1日で回れるように8つに厳選したので、モデルコースとして参考にしてください。
目次
そもそもマンダレーってどんな街?
冒頭で少し紹介した通り、マンダレーはイギリスに占領される前までミャンマー最後の王朝が置かれていた場所です。
そして現在ではヤンゴンに次ぐミャンマー第2の都市になっています。
ちなみに首都のネピドーはここ十数年で首都として新しく作られた新都市なので人口も経済規模も大きくなく、ネピドーに行ったことのないミャンマー人の方が多いくらいです。
ミャンマー経済の中心は実質的にヤンゴンですね。
それに対してマンダレーは、経済都市でありながら歴史ある寺院や仏塔もたくさん残されています。
なぜならミャンマー最後の王、ティーボー王の父であるミンドン王の在位中に次々と仏教建築が行われたからです。
それに力と時間を割いている間にイギリスに占領されてしまったので王朝としては失敗でしたが、おかげで僕ら観光客が楽しめる建物はそこらじゅうに建っています(笑)
今回はそれらのうち、目玉と言われるものの見どころや行き方について紹介します。
ミャンマーの各都市(ヤンゴン・バガン・インレー)からマンダレーへの行き方
飛行機で行く
出発地 | 便数 | 所要時間 | 値段 |
ヤンゴン | 7便(朝から夕方まで) | 1時間半〜2時間 | 約120ドル |
バガン | 2便(朝のみ) | 30分 | 約80ドル |
ニャウンシュエ (インレー湖) |
3便(朝から夕方まで) | 30分 | 約80ドル |
飛行機は他の移動手段に比べると値段は張りますが、圧倒的に短い時間でマンダレーにつきます。
なので観光できる日数が限られている方にオススメの方法です。
しかし一点注意して欲しいのが、マンダレー空港はマンダレー市街からかなり離れたところにあるということです。
そして空港からマンダレー市街までの乗り合いバスなどは出ていないので、タクシーで行く必要があります。
料金は約12,000チャット(約860円)【レート:1円=14チャットで計算】
所要時間は、約1時間です。
ということで、飛行機を使う場合はフライト時間+1時間で計算してください。
参考として、空港から王宮までのルートを載せておきます。
王宮周辺に宿がたくさんあるので、空港からこの辺りまで出る人が多いと思います。
列車で行く
出発地 | 便数 | 所要時間 | 値段 |
ヤンゴン | 2便(朝と夕方) | 15時間 | 約18ドル |
バガン | 1便(夜行) | 8時間 | 約11ドル |
マンダレー空港とは違い、マンダレー駅は市街のほぼ中心にあるのでバイクタクシーなどで簡単にホテルまで行けます。
ただ、移動時間がとても長いので時間のない人にはお勧めできません。
逆に時間に余裕があって、ミャンマーの風景をゆっくりと楽しみたい場合は最適です。
マンダレー駅はこちら(↓)
バスで行く
出発地 | 便数 | 所要時間 | 値段 |
ヤンゴン | 朝から晩までたくさん | 9時間 | 約15ドル |
バガン | 朝から晩までたくさん | 5時間 | 約8ドル |
ニャウンシュエ (インレー湖) |
夜行のみ | 8時間 | 約10ドル |
便数も一番多く、値段も手頃なので、もっとも一般的な移動方法です。
長距離バスターミナルは市街から少し離れていますが、バイクタクシーやタクシーがいるので簡単に市街に出ることができます。
バスターミナルからマンダレー市街までの相場は以下の通りです
・バイクタクシーが約3,000チャット(約210円)
・タクシーが約5,000チャット(約360円)
(レートは1円=14チャット)
僕もインレー湖(ニャウンシュエ)から夜行バスでマンダレーに行きました。
ただ、早朝に着いてしまうので予めホテルに連絡してアーリーチェックインをするかロビーなどで休ませてもらう必要があります。
僕は、予約したナイロンホテルに空きがなかったので部屋があくまでロビー(下の画像)で仮眠させてもらいました。
木製の椅子だったのでバックパックを枕にして無理やり寝ました(笑)
ニャウンシュエからマンダレーに行く夜行バスのチケット(↓)
18時と書いてあるのに実際は21時発でした(笑)
フェリーで行く
(出典元:http://www.mgrgexpress.com)
バガンからはマンダレーまでエヤワディ川を登ってフェリーで行くこともできます。(マンダレーからバガンに下るルートもあります)
外国人向けのフェリーは30ドル〜40ドルで、所要時間は約12時間です。
早朝6時にバガンを出て、その日の夕方6時にマンダレーに着きます。
ミャンマー人向けのスローフェリーもあり、15ドルと半額程度ですが、5時半にバガンを出て、翌日の16時にマンダレーに着きます。
また、川の水位によってはうまく進むことができず、船上で1〜2泊することもあるので時間の限られている観光客にはあまりおすすめの方法ではありません。
マンダレー市街のおすすめ観光スポット紹介
マンダレーの郊外に出なくても市内だけでかなりの数の見どころがあります。
僕は2日間かけて観光名所と言われるところはすべて行きましたが、その中でも特に良かった以下の場所について詳しく紹介します。
1. マンダレーヒル
2. チャウットージー・パヤー
3. クドードォ・パヤー
4. サンダムニ・パヤー
5. シュエナンドー僧院
6. 旧王宮
7. マハムニ・パヤー
8. マリオネットショー
タクシーやバイクタクシーを1日チャーターしてそれぞれの滞在時間を調整すれば1日で全部回れます。
ただマンダレーヒルを麓から登ると時間がかかるので、1日で全部見たい場合はタクシーなどで頂上まで登った方がいいです。
もしくは早朝から回ってください。マンダレーヒルは朝6時から開いています(笑)
マンダレー最大の聖地マンダレーヒルは山全体が寺院!
マンダレー市街の観光は、まず街の北にあるマンダレーヒルまでタクシーなどで行ってから徐々に南に下っていくのが一番楽だと思います。
僕も実際そうやって見学したら、かなりスムーズにたくさんの名所を見て回ることができました。
マンダレーヒルはタクシーなどで頂上まで行くこともできますが、時間があったので麓から徒歩で登ってみました。
麓から登らないと見られない見所もいくつかあるので時間と体力のある人は是非登ってみてください。
ただし、頂上まで1時間くらいかかります。
そのくらい長い道程なので途中には仏像とか売店とかいろいろあるんですが、メインのものだけ紹介します。
入り口の白いライオン像
この白いライオン像の間から頂上を目指します。
入るとすぐ右手に靴を預けるロッカー(有料)と受付のおばさんがいますが、絶対に靴を預けないでください。
バッグに入れるか、袋に入れて頂上まで持って行ってください。
そうしないと1時間かけて登った道をもう一度降りてこないといけません。
登りですべて見たルートを下っても全然面白くないし、体力と時間の無駄です。
頂上付近から乗り合いバスやタクシーに乗って下山できるので、靴を持って頂上まで上がるのがベストです。
僕はそれに気づかず靴を預けてしまったので下山して靴を回収するなんて無駄なことをしてしまいました。
これから行く方は僕と同じ失敗をしないように気をつけてください。
靴をバックなどに入れたら、あとはひたすら階段を登り続けます。
ピーロンチャンター・パヤー
マンダレーヒルを登り始めて最初に出会う巨大仏像です。
マンダレーの街が栄えるようにという願いが込められているらしいです。
コウバウン朝はわずか30年足らずで滅亡してしまいましたが、マンダレーは現在ミャンマー第二の都市として栄えています。
それはもしかすると、この仏像のおかげなのかもしれません、、、
ビャーデイペー・パヤー
ここにたどり着くまでの仏像は、屋根が掛かっているだけの通路に置かれていました。
しかしこの仏像は周りもしっかりと金色の壁で覆われています。
なぜならこの仏像はマンダレーヒルで最も高名な「予言をあたえてくれる仏像」だからです。
ちなみにミンドン王は、その予言によって現世に転生した人物だと伝えられています。
この仏像が納められているエリアはテラスのように周囲をぐるっと回れるようになっていてマンダレーを見渡すことができます。
ンコンミーン・ストゥーパ
予言をあたえてくれるありがたい仏像を通り過ぎると、次は石造りの回廊に出くわします。
そしてここには、黄金の鳥が置かれています。
どうやらこれは「うずら」らしいです。
ブッダが釈迦に転生する前にさまざまな動物にも転生していて、その中にうずらも含まれているんだとか。
スタウンピー・パヤー(マンダレーヒルの頂上)
1時間登ってやっと頂上に着きました。
山頂に着いたら外国人は1000チャットを払います。
1000チャット払うと、日付の書かれていない証明書とシールをくれます。
すごい適当です(笑)
ちなみに頂上付近まで車やバイクで来た人は山の一段低い場所で下されるので、最後はエスカレータを使ってこのパヤーまで登ってきます。
さて、最後に山頂の見どころを紹介します。
僕が面白いなあと思ったのは、以下の2つです。
1. 水をかけまくるミャンマー人
2. お札を加えたヘビ
ある程度の大きなミャンマーのパゴダには基本的に8つの曜日(水曜日だけ午前と午後に分かれる)の祭壇が用意されています。
そしてミャンマー人は自分の生まれた曜日の祭壇に年齢の数だけ水をかけてお参りします。
ただ、マンダレーヒルの山頂には八曜日の祭壇はないので、全員ここで水をかけまくっていました(笑)
山頂をぐるっと回っている際に行列ができている場所を見つけました。
何をやっているのかと思って近づいてみると、、、どうやら蛇の口にお札を銜えさせようとしているようです。
何でそんなことをしているのか全然わかりませんでしたが、みんなやっていました(笑)
口にお札を加えたヘビ
ちなみに山頂からの景色はこんな感じです。
ミャンマー第二の都市といってもちょっと繁華街を離れるとこのように緑だらけなんですね。
山頂には登り疲れた人用?に無料で飲める水がたくさん置かれていましたが、僕は飲めませんでした。
用意した水をすべて飲みきってしまった人はここで好きなだけ無料で飲んでください。
でもお腹を壊す可能性があるのでよーく注意してくださいね(泣)
マンダレーヒルの紹介はこれで終わりです。
帰りは頂上付近の乗り場で、乗り合いタクシーやバイクを拾ってください。
そうしないと登って来た道をまた数十分かけて下ることになります。
僕は靴を麓に預けてしまう痛恨のミスをしてしまったので裸足で下山しましたが、かかとが痛くなるし、一度見ているから全然面白くなかったし、、、最悪でした(泣)
麓から歩いて登る場合は、絶対に靴を持って頂上まで行き、乗り物に乗って下山してください。
マンダレー・ヒル
営業時間:6時から21時
料金:外国人のみ山頂で1000チャット(約70円)
場所:以下の地図参照(↓)
大理石のブッダ像を見られる「チャウットージー・パヤー」
マンダレーヒルの麓にあるパゴダです。
このパゴダに置いてある仏像はミャンマーにしては珍しく金箔貼りができません。ということで大理石の色がそのまま出ています。
個人的には、金箔を貼りすぎて金一色になっている仏像よりもこういう色使いのある仏像の方が好きです。
ミャンマー観光中に驚いたことの一つは、ミャンマー人の休日の過ごし方の定番が「パゴダの中でピクニックをすること」だってことです。
ミャンマーの連休中にマンダレーに来たので、どのパゴダに行ってもミャンマー人の家族連れで溢れていました。
みんな特に何かをするわけではなく、お弁当を食べたり寝転がったりしています。
チャウットージー・パヤーの中でミャンマー人がピクニックをしている様子
チャウットージー・パヤー
営業時間:5時から20時
料金:無料
場所:以下の地図参照(↓)
ブッダの教えが刻まれた大量の石碑がある「クドードォ・パヤー」
こちらもチャウットージー・パヤーと同様にマンダレーヒルの麓にあります。
バガンのシュエズィゴン・パヤーを模して建てられたらしいパヤーは言われてみると確かに似ている。
マンダレーのクドードォ・パヤー
こちらがバガンのシュエズィゴン・パヤー
ただし、クドードォ・パヤーは、シュエズィゴン・パヤーよりもかなり小さいので見ごたえがあるかというとそうでもないです。
それでもクドードォ・パヤーが観光客に人気な理由は、この仏塔ではなくその周りにあります。
それがこちら(↓)
このような小さな白い塔が敷地内にたくさん建っているんです。
また、ミンドン王が2400人もの僧侶と8年もの歳月をかけて作らせた石碑が大量に置かれています。
この石碑には生前のブッダの教えがすべて記されているらしく、その数はなんと730個もあります。
歴史的石碑に英語が書かれているはずもなく、すべてビルマ語だけなのでなんと書いてあるのかはさっぱり分かりません(笑)
でも石碑がズラーッと並んでいる光景を見るだけでも十分楽しめました。
このように石碑の前後左右に大量の石碑(730個)が並んでいます。
クドードォ・パヤー
営業時間:5時から19時
料金:無料
場所:以下の地図参照(↓)
白銀の仏塔に囲まれた「サンダムニ・パヤー」
クドードォ・パヤーのすぐ近くにあり、二つのパヤーを徒歩で続けて見学するのがおすすめ。
クドードォ・パヤーと同様に中央には金の仏塔が建っていますが、正直これはどこにでもあるただの仏塔です(笑)
なので見どころはこの金の仏塔ではなくその周囲。
白い小さな仏塔が大量に建てられている光景は圧巻です。
サンダムニ・パヤー
営業時間:8時から17時
料金:無料
場所:以下の地図参照(↓)
現代に残る唯一の歴史的木造建築「シュエナンドー僧院」
ミンドン王時代の木造建築で唯一残る貴重な建物です。
現在では高級木材として信じられない高額で取引されているチーク材が大量に使われています。
この建物はかつては王宮の内部にあり、ミンドン王もここで息を引き取りました。
その後、息子のティーボー王が現在の場所に建物を移し、個人的な瞑想の場所として使っていたようです。
コンクリートではなく木造なので、理論上バラしてもう一度組み立てれば建物を移すことはできますが、瞑想するためだけにわざわざ建物ごと移してしまうとは、さすが王様は考えかたのスケールが違います(笑)
ただ移してくれたおかげで王宮の焼失に巻き込まれず、今でも残る貴重な財産になってくれました。
手の込んだ装飾が建物全体に施されています。
ただし、欠けているパーツもあるようで僧院の目の前で修復作業が行われていました。
今は以下の写真のような機械を使ってすぐに掘ることができますが、オリジナルのパーツが作られた当時はすべて手作業だったはずです。
一体何年の歳月をかけてシュエナンドー僧院が完成したのか想像もつきません、、、
シュエナンドー僧院は、マンダレーに来たら絶対に見ておいて欲しい建物ですが、一つ注意点があります。
それはこの建物に入るためには、受付でマンダレーの入域料を払う必要があるということです。
シュエナンドー僧院以外にも旧王宮に入る際などに使えるチケットで、この僧院の入り口以外の場所(例えば旧王宮の受付)でも買えます。
値段は10000チャット(約710円)です。(レート:1円=14チャットで計算)
このチケットを買わなくても見ることのできる場所もたくさんありますが、王宮やシュエナンドー僧院などマンダレーの主要な見どころでは必要になってくるので、ほとんどの観光客が買うと思います。
表面
裏面にはチケットを使って見学した施設の番号が印字されます。どうやらシュエナンドー僧院は202番のようです。
シュエナンドー僧院
営業時間:7時半から17時
料金:バガン入域料チケットを持っていれば無料、なければ10000チャット(約710円)で購入
場所:以下の地図参照(↓)
ミャンマー最後の王朝コウバウン朝時代を再現した「旧王宮」
シュエナンドー僧院と同様に、見学するためにはマンダレーの入域料チケットが必要です。
また、入り口(旧王宮の東門)でパスポートや免許証など個人情報を記載した証明物を預けて、入場用のカードを借ります。
以下の写真の左側にあるオレンジの屋根の建物が受付です。
ただ、パスポートなどを忘れたら絶対に入れないわけではないようです。
というのも、僕の後に来たヨーロッパ系の女性は何も持っていなかったので、5000チャット札を預けて入場していたからです(笑)
王宮の目の前まで来てパスポートなどを宿に忘れたことに気がついても諦めずに聞いてみてください。
受付のおじさんのご好意によって、入場できるケースもあります。
受付で入場用のカードを受け取ったら門をくぐって王宮へいきます。
ただこの門(東門)から王宮まで1キロくらいあるので、徒歩だと10〜15分くらいかかります。
ちなみに旧王宮は17時まで開いていますが、敷地内の展示室と、王宮を一望できる展望台は16時半でしまってしまいます。
なので、急いでいる場合は、門をくぐったところでバイクタクシーを拾いましょう。
往復で2000〜3000チャットくらい(約140円〜約210円)しかかかりません。
見学に関して1点、注意点があります。
それは旧王宮の敷地は靴を履いたまま見学するように作られているということです。
というのも王宮は宗教的な施設ではないので、寺院やパゴダと違って靴を脱ぐ必要がないからです。
ミャンマーの建物に上がるときはとにかく裸足だと勘違いしていたのでここでも靴を脱ぎました。
で、入り口に靴を置いたままどんどん王宮の奥に入っていったら途中から砂利道になっていて絶望、、、
試しに裸足で進んでみたんですが、痛すぎて退散、わざわざ入り口まで靴を取りに戻りました(笑)
くれぐれも靴は履いたまま見学してくださいね。
敷地内には展望台もあるのでぜひ登って下さい。絶好の写真撮影スポットです。
螺旋階段を登っていくと、
こんな景色を見ることができます。
このように王宮の敷地はかなり広いんですが、実は見ごたえのある建物は入り口の塔と中央広場の周りにある建物だけです(笑)
旧王宮
営業時間:8時から17時(ただし、展示室と展望台は16時半まで)
料金:バガン入域料チケットを持っていれば無料、なければ10000チャット(約710円)で購入
場所:以下の地図参照(↓)
マンダレー最大の仏塔「マハムニ・パヤー」
市街の南にあるマハムニ・パヤーは、マンダレー最大の仏塔です。
本尊に収められているマハムニ仏はミャンマー国内に点在するマハムニ仏のモデルとなったオリジナルなのでとーっても霊験あらたかな仏だそうです。
つまり敬虔な仏教徒であるミャンマー人に大人気
その証拠に僕が訪れたときは、お祈りをするミャンマー人が多すぎて前に進めませんでした。
遠くに見えている仏像がマハムニ像です。
写真を見ると、わかると思いますが手前でお祈りを捧げているのはほとんど女性ばかりです。
では男性はどこに行ったのか?というと、彼らはマハムニ像の目の前まで行って金箔を貼っています。
そしてその様子はリアルタイムでテレビに映し出されています(笑)
ミャンマー全土どこでもそうですが、仏像に近づいて金箔を貼れるのは男性だけ
この空間は女人禁制なんです。
でも金箔を貼れないと女性は「徳」を積むことができません。
そして徳を積めないと来世で幸せになれません。
じゃあ女性は来世で幸せになる手段はないのか?というとそんなことはもちろんないです。
女性は自分で金箔を買って、男性に変わりに貼って貰えばいいそうです。
マハムニ・パヤーは本尊の周りにもいくつかの建物があり、博物館や美術館のようになっています。
ここはハンドメイド品の建物です。
壺や小さなパゴダのレプリカ?がたくさん置かれていました。
仏塔のてっぺんに乗せられている冠
外国から寄贈された品がまとめられた部屋です。
中国やインドからの寄贈品が多かったです。
マハムニ・パヤーができるまでの歴史を連番の巨大絵で表現した部屋です。
中には大きな絵が20枚くらいありました。
順番に見ていくとマハムニパヤーの歴史が学べるようになっています。
この建物の中には仏教伝来ルートを記した巨大なジオラマ?がありました。
小さくてわかりづらいですが、一番端に日本もありました(笑)
インドから伝来し長い時間をかけてやっと日本にもたどり着いたということでしょうか、、、
こんな感じでマハムニ・パヤーは本尊以外にも見学する場所がたくさんあります。
ただし、写真撮影したい人は本尊の前で1000チャット(約70円)払ってください。
払うとチケットと服などに貼る証明シールをくれます。
マハムニ・パヤー
営業時間:4時から22時
料金:写真撮影をする場合は1000チャット(約70円)
場所:以下の地図を参照(↓)
マンダレー伝統のマリオネットショーを見よう
マンダレーの伝統芸能といえば、マリオネット(操り人形)です。
街中でたくさんのマリオネットが売られているのでマンダレー土産として買うのもいいですが、やはりマリオネットが実際に動いているところを見たいものです。
マンダレー市内には一軒だけ毎日マリオネットショーを開催しているところがあるので、そこへ行けば熟練の技を楽しむことができます。
上演時間は、毎晩20時半から21時半の1時間で、料金は、一人15000チャット(約1070円)です。
会場はそれほど広くなく、20人くらい入ると満席になってしまうと思います。
観光のハイシーズン(12月から1月)は事前に予約した方がいいかもしれません。
幕が下りているステージと、ステージ手前の演奏スペース
ショーが始めると、ミャンマーの伝統音楽にのせてマリオネットが動き始め、ときには操り師が姿を見せて漫才のようなこともします。
英語で解説もしてくれるんですが、マイクの音がこもっていて何を言っているのかわかりませんでした(笑)
でも、見ているだけで面白かったので、その様子を少しお見せします。
真ん中に立っているおじいさんがミャンマー1のマリオネットマスター。その周りがお弟子さん達です。
お弟子さんたちも十分うまいですが、やはりマスターのマリオネットショーを見たいですよね。
ご健在のうちにぜひ現地で見てみてください。
マリオネットショー会場の建物の外観はこんな感じです。
マンダレー・マリオネット・アンド・カルチュラル・ショー(ガーデン・ヴィラ・シアター)
公演時間:20時半から21時半
料金:一人15000チャット(約1070円)
場所:以下の地図参照(↓)
まとめ
マンダレーの街を北から順番に見ていけば以下の8つの観光名所を1日で見ることができます。
1. マンダレーヒル
2. チャウットージー・パヤー
3. クドードォ・パヤー
4. サンダムニ・パヤー
5. シュエナンドー僧院
6. 旧王宮
7. マハムニ・パヤー
8. マリオネットショー
そして、次の日にミングォンやアマラプラなどの郊外の見どころを見るとマンダレー観光は終わりです。
マンダレー観光は2日、ゆっくり回りたい場合は3日取れば十分だと思います。
計画的に回ってマンダレー観光を楽しんでください。
(おまけ)マンダレー観光が終わったら次はどこに行く?
マンダレーはヤンゴンに次いで大きな都市なのでどこに移動するのも難しくありません。
飛行機に乗ってヤンゴンに帰ってもいいし、インレー湖の行ってもいい。
鉄道でネピドーに行ってみるのも面白いと思います。(マンダレー・ネピドー間の列車は人気らしくチケットはすぐに売り切れてしまうそうですが)
もちろんバスに乗ればどこにでもいけます。
僕は鉄道に乗ってマンダレーからネピドーに行こうとしたんですが、チケットが売り切れていたので諦めてバスでネピドーに行きました。
ネピドー観光の情報はあまりネット上にも載っていないんですが、実はかなり面白い場所なんですよ。
ミャンマーの軍事政権が占いの結果に従って秘密裏に開拓した謎の都市(諸説あります)を観光して面白くないわけがないですよね(笑)
バガンとかインレーとか有名な観光地は飽きてしまったという人はぜひネピドー観光にチャレンジしてみてください。
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