ミャンマー国内で最も盛り上がる時期はいつか?
そう聞かれたら答えは間違いなく「4月13日〜16日のティンジャン」です。
全世界から観光客が集まり、ミャンマー人とバカ騒ぎしながら水をかけまくります。
僕も参加しましたが、本当にクレイジー笑
でも超楽しいです。
しかしそんな最高に楽しいイベントが、コロナウイルスの影響により中止になってしまったそうです(泣)
目次
ティンジャン(ダジャン)って何?
ミャンマーで最も盛り上がるティンジャンは水かけ祭りのことです。
ミャンマーの新年(4月中旬)を迎える直前に水を掛け合って前年の厄を洗い落とすという意味があるそうです。
ミャンマーに行って実際に参加してきた様子をまとめた記事もあるのでティンジャンについてもっと知りたい方は読んでみてください。
ミャンマー国内でコロナウイルスは蔓延しているの?
英語のページですが、毎日世界中のコロナウイルス感染情報を更新しているサイトがあります(↓)
https://www.worldometers.info/coronavirus/
そのサイトによると、現在(3月16日時点)の全世界の感染状況は
この数を国別にまとめた表も同じページに公開されています。
この表の中にミャンマーは載っていません。
つまり3月16日時点で、ミャンマー国内にコロナウイルスの感染者はいないようです。
(コロナウイルスにかかっているけど検査していないので見つかっていない可能性はあると思いますが)
ミャンマー政府はコロナウイルスに対してどんな対応をしているの?
外務省のHPによると、ミャンマー政府の対応は以下のとおりです。
陸路,空路での全ての渡航者に対し,検疫申告書の提出による検疫を実施する。空路の場合,到着時の体温スクリーニング検査において38度以上が確認された場合,空港にて保健当局の検査を実施する。咳,鼻水,呼吸障害等の症状がある場合,指定の病院で隔離措置をとる。
出典:外務省HP
またヨーロッパや韓国からの入国者には入国から14日間の自主的な移動自粛の要請もしているようです。
まだミャンマー国内で感染者が出ていないので外からウイルスが持ち込まれないように徹底しているんですね。
空港ならともかく陸路の出入口にも体温をチェックするサーモセンサーを置いて体温をチェックしているなんて、、、
そしてついに、ミャンマー国内の最大イベントも中止に追い込まれました泣
水かけ祭りティンジャンが中止になり観光客の激減は間違いなし!
僕はTwitterで「ミャンマーニュース」というアカウントをフォローしています。
その名の通り、ミャンマーのニュースを紹介してくれるアカウントです笑
ミャンマーのローカルニュースを日本語でツイートしてくれるので、ミャンマーに興味がある方はぜひフォローしてみてください。
そのアカウントが衝撃のツイートをしました(↓)
ミャンマー政府、最大の祭り「ティンジャン」を中止に:新型コロナ予防策 https://t.co/DcT1Xp5U9A
— ミャンマーニュース (@myanmar_news_) March 15, 2020
ティンジャンはミャンマーで最も盛り上がるイベントです。
4月に入るとミャンマー人はソワソワし出して仕事にならないくらい笑
(以前は10連休でしたが、経済活動が停滞するという理由?で短縮され、現在は5連休です。)
毎年4月の中旬に開催され、この時期には全世界から観光客が集まります。
水かけ祭りといえばタイのソンクランが有名ですが、実はミャンマーの水かけ祭りの方が激しくて面白いというのは知る人ぞ知るマニア情報とも言われています笑
そんな水かけ祭りが中止、、、
間違いなく観光客の数は減ります。
それがミャンマー政府の狙いなので悪いことではないですが、観光客にとっては最悪ですね。
1年前から楽しみにしていた人とかいると思うので本当に残念です(泣)
水をかけないと気持ちよく新年を迎えられない?
ミャンマーの水かけ祭りでは、どうして水を掛け合っているのか?
それは冒頭で少し紹介した通り「前年の厄を落とすため」です。
つまり
水をかけない
↓
厄を落とせない
↓
前年の厄を持ったまま新しい年を迎える(泣)
ということになってしまいます。
ミャンマーも経済発展してきて、特に若者を中心に伝統文化や仏教をあまり重要視しない人も増えてきています。
とはいえ、今でもミャンマーの大多数の人たちは敬虔な上座部仏教徒で、伝統文化を大切に守っているのも事実。
ティンジャンの中止は外国人観光客だけでなく、現地で暮らすミャンマー人にも大きな影響を与えそうです。
中止という情報だけど延期に変わることはないんだろうか?
そう思ってしまいますね。
コロナウイルスよ、早く鎮静化してくれぇぇ。
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