今回は海外旅行で使える便利な翻訳アプリを紹介します。
僕はこれまでに10カ国以上を一人で旅してきましたが、その中には英語が通じない国や地域がありました。例えば、よく行く国だとミャンマーの田舎町とかはびっくりするくらい英語が通じません。
オーストラリアに留学して英語をそれなりに話せるようになったばかりの頃は「英語を話せるようになったから世界中どこでも旅行できるぜ。ヨッシャー」なんて思っていましたが、現実はそんなに甘くなかったですね(泣)
英語を通じない場所に行ったらその土地の言葉を話せないと意味ないから。
でもご安心ください。英語でも英語以外の言語でもほぼ完ぺきに翻訳してくれる超便利な無料アプリがあるんです。
僕は仕事柄、海外に行く機会が多いので翻訳アプリは色々試しました。今回紹介するアプリは色々試した中で、ダントツのおすすめです。
なんと「簡単に使えて、たくさんの言語に対応していて、翻訳が正確で、そして無料で使えるアプリ」です(笑)
今回の記事は、海外に行ってみたいけど英語も現地語も話せないから不安という方は必見の記事です。ぜひこれから紹介するアプリを利用して海外に出てみてください。
目次
翻訳アプリを使っていて一番困ることは?
翻訳アプリは文字どおり、翻訳してくれるアプリです。
なので、いちばん重要なポイントは「正しく翻訳できているのか」ですよね。
でも僕らがどうして翻訳アプリを使っているかというと、「言葉がわからないから」です。
ということで、こんな問題が発生します。
「翻訳アプリを使ってみたけど、表示された翻訳が合っているのか分からん(泣)」
考えてみれば当たり前の話ですが、これは本当に本当に深刻な問題です。
例えば、英語が全く分からない人がタクシーに乗ってからアプリに
「最寄駅に連れて行ってください」
と入力して翻訳結果に
「Please drive me to the nearest station」
と表示されても、これが合っているのか見当もつきません。(ちなみにこの翻訳結果は合っています)
でももし間違った翻訳が表示されていてドライバーが全く理解できなければ、それはそれでOKです。地図を出したり、ジェスチャーを使ったり、何かしたら解決策を考えられます。でも中途半端に伝わってしまったらこれは厄介です。
例えば、
「Please drive me to MOYORI station」
と翻訳されたらどうでしょうか?
もしタクシーで行けそうな距離に本当にMOYORI stationみたいな名前の駅があったら、そっちに連れて行かれてしまいます(笑)
翻訳アプリを使ってレストランでうまく注文できたと思ったら全く違うメニューが出てきたなんてこともしょっちゅうあります。
なので中途半端に通じるくらいなら、いっそのこと通じない方が諦めがつくし誤解もないので楽だったりします。
まあそうは言ってもやっぱり通じるに越したことはないです。
見たこともない言語が正確に翻訳されているのかチェックする方法はあるの?
どうすれば正しい翻訳結果を相手に伝えることができるのか?
実は有効な方法が一つあります。
それが「再翻訳」です。
例えば、こんな感じ。(グーグル翻訳を使ってみました)
グーグル翻訳に最初に入れた日本語と再翻訳された日本語はだいたい合っています。
ということで、翻訳された英語は合っていることが確認できました。
でも再翻訳をいつも手動でやるのは面倒です。それに検索するときは言葉がわからなくて困っているときです。なるべく早く結果が知りたいので再翻訳なんていちいちやっていられません。
だから翻訳結果と再翻訳結果がいつも一緒に出てくる翻訳アプリがないかなあと思って探してみたら、、、
ありました!しかも無料です。
で、実際に使ってみたら便利すぎてビビりました(笑)
ぞのアプリは、、、
同時再翻訳機能つきの最強アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」
情報通信研究機構が研究の一環として提供している翻訳アプリです。(iPhone、アンドロイドともに以下のリンク先から無料ダウンロード可能)
iPhone用アプリはこちら
Android用アプリはこちら
アプリのインストール間違いが発生しているようです。お気を付けください。
さて、アプリの説明に戻ります。
このアプリの一番の特徴はすでに書いた通り、自動で再翻訳してくれることです。この機能のおかげで、翻訳結果が合っているのか間違っているのか一目で分かります。
実際に翻訳してみました(↓)
最初に入れた文章と再翻訳された文章が同じ意味になっているので中央に表示された英語の翻訳文が合っていると一目で分かります。
サンプルは多いほうがより正確にボイストラの実力を図れるので他にもいくつか翻訳してみました。
これも合ってますね。
こんなふざけた文章まで合ってます。
ボイストラやべー(笑)
ちなみに英語以外にも約30か国の言語に対応していて、なんとミャンマー語(ビルマ語)も入っています。(ミャンマー語の翻訳の正確性については別記事で詳しく検証しています)
ボイストラの対応言語一覧は公式ホームページから確認してください。
でも残念ながらボイストラは電波の繋がらない場所では使えません。
とはいえ、今は電気が通っているのか怪しいミャンマーの田舎町でも電波が通っている時代です。よっぽど辺境の地に行かない限り、電波はつながると思います。
また、電波が繋がらないことがあらかじめわかっている場合はグーグル翻訳をダウンロードしておいてください。
グーグル翻訳はダウンロードしておくとオフラインでも使えます。
また、指差し会話帳などの本を買っておくのもいいですね。充電を気にせずにいくらでも使えるので一冊持っていると万が一の事態に対応できます。
VoiceTra(ボイストラ)の使い方
まずはVoiceTra(ボイストラ)の公式ページから無料でダウンロードしてください。iPhone、アンドロイドどちらにも対応してます。
iPhone用アプリはこちら
Android用アプリはこちら
アプリを起動するとこんな画面が開きます。
緑の部分に設定されている言語が、翻訳する前の言語です。
左側の灰色部分に設定されている言語が、翻訳された後の言語です。
今回は、日本語から英語に翻訳します。
入力方法は以下の2通りです。
- マイクボタンを押して音声入力(音声入力対応言語のみ)
- 「ノート&ペン」のボタンを押してキーボード入力
マイクを使って音声入力する場合は、画面中央のマイクボタンを押したまま文章や単語を話してください。指を話すと自動的に翻訳が始まります。
キーボードを使って翻訳する場合は画面右下の「ノート&ペン」のボタンを押し、出てきた画面に翻訳したい文章や単語を入力してください(↓)
言語によりますが、音声出力対応言語の場合は、音声入力でもキーボード入力でも翻訳結果を音声で読み上げてくれる機能が付いてます。
マジで便利すぎる(笑)
音声入力、音声出力に対応している言語かどうかは公式ホームページから調べることができます。または、アプリ内の言語選択ページ内のマークを見ても確認できます(↓)
僕はミャンマー語がわからないのでよくこのアプリを使っています。
英語と違ってミャンマー語は全く分からないので同時再翻訳機能は本当に便利です。
例えば、これ(↓)
中央に表示されているミャンマー語は意味不明です。
でも上下の日本語があっているので
「ああー。これで合っているんだなあー」
って安心してミャンマー人に見せることができます。
この再翻訳機能がなかったら翻訳があっているのかどうかまーったく分かりませんよね(笑)
ボイストラは英語圏以外の国に旅行するときこそ真価を発揮するアプリといえるかもしれません。もちろん英語の翻訳も正確なので海外旅行の前に入れておいてください。
ボイストラはネットに接続しないと使えないので、海外旅行時にはSIMフリー携帯とSIMカードを準備してください。
ミャンマー到着後にヤンゴン空港で購入できるSIMカードについては以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
また、世界各国の周遊SIMカードというものもあるので旅行のプランに合わせて事前に買っておくのも便利です。特に深夜便などで現地についてからSIMカードを探すのが難しい&面倒なときには楽ですよ。
(おまけ)世界最強の翻訳機「ポケトーク」を買ってしまうのもオススメです
ミャンマー以外の周辺国も合わせて観光する、旅行が趣味で一年に何回か海外に行くといった人はボイストラ以上に多言語に対応しているツールを買ってしまうのもオススメです。
そのツールはPOCKETALK(ポケトーク)
世界70カ国語以上の言語に対応している翻訳機なのでこれさえ持っていれば海外旅行先で言葉が通じなくて途方に暮れる、、、なんてことはなくなります。
2万円くらいしますが一度買ってしまえば半永久的にずーっと使えるので、一年に何回か海外に行く人にはおすすめです。
成田空港でレンタルとかやってますがかなり割高なので買ってしまった方が安上がりだと思います。検討してみてください。
ボイストラ、指差し会話帳、ポケトークなどの便利ツールをうまく利用して快適な海外旅行を楽しんでください!
ではまた
周登
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