【令和最初のビッグイシュー(358号)】光合成する塗料(エアライト)で地球温暖化を解決できるかも

毎月1日と15日に発売されているビッグイシュー

令和一発目のテーマは「森の時間」でした。

いろいろと興味深い記事が載っていたんですが、特に2つの話が気になったので紹介します。

空気をきれいにする塗料「エアライト」

一番気になった話は、タイトルにも書いた「エアライト」という特殊な塗料です。

なんとこの塗料は周囲の汚染物質を吸収して酸素を排出するらしい。

もし本当なら信じられないくらい画期的な発明ですよね!

洗浄効果も高くて、塗料を塗った壁面と同じ広さに植えられた木々と同等の空気洗浄効果があるらしいです。

木が成長するまで何十年も待たないといけないけど、塗料なら数日で作れるはずです。

家やビルを作るときに壁面にこの塗料を塗れば塗るほど空気がきれいになっちゃう。凄すぎます。

ちなみに、メキシコではエアライトを使って巨大なウォールアートを描く試みが行われました。

ウォールアートを観光の目玉として町おこししつつ、地球温暖化対策もできるし、先にきれいな絵が書いてあるとスプレーなどで落書きもされない(伊坂幸太郎の小説でそんな話があった気がする)し、一石三鳥の政策ですね。

実際、僕が留学していた町はウォールアートで町おこしをしていました。

でもエアライトは使ってなかったと思います。

まだ開発されてなかったのかな?それとも高すぎて使えなかった?

でもビッグイシューの誌面上ではエアライトについてほんの少ししか書かれていないので詳しいことは何も分かりませんでした。

自分で調べてみたけど、日本語でも英語でも情報なし、、、

もしエアライトを作るために莫大なコストやエネルギーがかかるなら本末転倒になるだけだから意味ないので、製造コストや販売価格、実験結果などいろいろ見てみたかっただけどなー。

間伐材を利用したアルトホルン作り

次に気になった記事は間伐材を使ったアルトホルン作りです。

今回のビッグイシューを読むまで、アルトホルンなんて楽器があることさえ知らなかったんですが、写真を一度見たら一生忘れそうもないほど特徴的な見た目をしていました。

とにかく長くて大きいです。扱いづらい楽器ランキングを作ったらトップ3には入るんじゃないかな(笑)

そんな巨大なアルトホルン作りを始めた方は、神奈川県の林業試験場で働いていた中川重年(なかがわしげとし)さんです。業務で発生する間伐材を有効活用する方法を探していたそうです。

最初は仕事が終わった後の趣味として一人で間伐材を彫っていただけなのに、気がつけば仲間が増えて演奏団が出来上がり、手作りのアルトホルンを持って日本国内だけでなく海外でも公演をするようになりました。

捨てられていた間伐材が楽器になり、世界中の人を笑顔にできるなんて本当にすごいです。

たった一人でもちゃんと続けていれば人が集まってきて世界を変えるエネルギーになる。

そんな理想論を実現している人を見ると胸が熱くなってきます。

最初に紹介したエアライトもきっと完成までに何年もかかっていると思いますが、諦めずに最後まで続けた結果、成功しました。

何事も諦めずに続ける人が成功するんだなあと改めて感じさせてくれる今回のビッグイシューでした。

 

ビッグイシューを売っている場所やその他の詳しい情報は公式ホームページから確認できます。また、ビッグイシュー基金を通して寄付を行うことも可能です。興味のある方は以下の公式サイトを確認してみください。

ビッグイシューホームページ

ビッグイシュー基金ホームページ

 

ではまた次回

周登

ビッグイシュー記事まとめ

2019年9月7日

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