【ビッグイシュー389号】先住民がドローンとアプリを使って違法伐採から森を守っているらしい

ビッグイシュー389号

詳細までは調べられなかったのですが、かなり興味深い記事を見つけました。

なんと「アマゾン川の支流に暮らす先住民がIT技術を駆使して違法伐採者を駆逐している」らしいのです。

「先住民=文明社会とは隔絶した暮らしをしている人々」という印象を持っている人がほとんどだと思うので、この記事は多くの人の先住民の印象をぶっ壊してくれると思います。

「先住民=原始的な生活」ではなくなっている

アマゾン川の支流の一つであるペルーのナポ川流域には数十の民族が暮らしています。中には電子機器をまったく持っていない原始的な生活を送っている人もいるでしょうが、おそらく大半は何らかの形で文明社会とつながりがあります。

僕は仕事の関係でよくミャンマーに行くのですが、車を何時間も走らせないとたどり着かないような村でもスマホを持っている人がたくさんいて驚きました。小型のソーラー発電機もあるので電気が通っていなくても問題ないようです。

アマゾン川の周辺に住んでいる民族ももしかすると家電を使って生活しているのかも知れません。少なくとも今回紹介する人々はスマホを使っています。

選抜された先住民がITのトレーニングを受けている

先住民がITを駆使して森を守っているといっても、すべての人がIT技術に精通しているわけではありません。ビッグイシュー389号の記事によると、アメリカのとあるNPO(※)が、36の部族から120人を選出してITに関するトレーニングを行ったそうです。

(※Rainforest Foundation USという団体だと思います。)

このトレーニングを受講した先住民は、人工衛星が撮影した画像をスマホで受信し違法伐採者を探し出せるようになるんだとか。人が入りづらい場所ではドローンを使って捜索し、違法な伐採を行うものたちを見つけたらアプリで撮影します。そしてその証拠をしかるべき公的機関に提出すると、違法伐採者たちが逮捕されて森が守られるという仕組みです。

先住民が人工衛星、スマホ、ドローン、アプリを駆使して森を守るなんて本当に驚きですよね!

実際にスマホを使って森を監視している様子を撮影した動画を見つけたので載せておきます。

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