今回はミャンマー旅行で役立つ基本単語の紹介です。
ミャンマーではヤンゴンなどの大都市でも英語が通じない人が結構いるので、公用語のミャンマー語(ビルマ語)を出来るだけ理解できるようにしておくと旅行が楽になります。
そこで今回は、
- ありがとうやこんにちはなどの基本のあいさつ
- レストランなどでの食事
- 雑貨店やスーパーでの買い物
などの旅行で役立つ基本のミャンマー語を色々集めてまとめてみました。
旅行などでミャンマー語を訪れる方はぜひ参考にしてください。
目次
ありがとう・こんにちは等の基本のあいさつ
ミャンマー語のあいさつで最も便利な言葉は間違いなく「ミンガラーバー」です。
英語の「ハロー」のようなあいさつで、朝昼晩いつでも使えます。
ただ、「おはよう」や「こんにちは」に当たる言葉もあるので、それらも含め主要な挨拶表現をまとめました。
日本語 | ミャンマー語 |
おはよう | ミンガラーナネキンバー |
こんにちは | ミンガラーネレキンパー |
こんばんは | ミンガラーニャネキンバー |
おやすみなさい | エイドーメー |
さよなら | タタ |
ありがとう | チューズーティンバーデー/チューズーバー |
どういたしまして | ケーサマシバーブー |
私の名前は〇〇です | (男性の場合)チュノナメ〇〇 (女性の場合)チャマナメ〇〇 |
お会いできて嬉しいです | トゥエヤーダーワンダーバーデー |
はい | ホウケ |
いいえ | マホウップー |
元気ですか/調子はどうですか | ネーカウンラー |
元気です | ネーカウンデー |
元気ではありません | ネーマカウンブー |
ミャンマー語は男性と女性で一人称(私)が変わります。
- 男性の場合は、チュノ
- 女性の場合は、チャマ
になることに注意してください。
例えば、僕は男なので、 「チュノ ナメ シュウト(私の名前はシュウトです)」 になります。
初めて会う人に自己紹介する場合は、 「チュノ(またはチャマ)ナメ〇〇」+「トゥエヤーダーワンダーバーデー」 と言えば大丈夫です。
日本語にすると、 「私の名前は〇〇です。お会いできて嬉しいです。」 という意味になります。
美味しいなど食事に関する言葉
日本語 | ミャンマー語 |
朝ごはん | マネッサ |
昼ごはん | ネレーザ |
晩ごはん | ニューザ |
〇〇を食べる | 〇〇サーメー |
〇〇を食べたい | 〇〇サーチンデー |
〇〇を飲む | 〇〇ターメー |
〇〇を飲みたい | 〇〇ターチンデー |
お腹が空いた | バイサーデー |
お腹がいっぱい | バイワービー |
喉が渇いた | イェーサーデー |
〇〇をください | 〇〇ベーバー |
〇〇はありますか? | 〇〇シーラー |
〇〇はあります | 〇〇シーデー |
〇〇はありません | 〇〇マシーブー |
美味しい | カウンデ |
辛い | アセ |
甘い | アチョー |
しょっぱい | アガー |
酸っぱい | アチン |
〇〇が好き | 〇〇チャイテ |
〇〇が好きではない | 〇〇マチャイップー |
これは何ですか? | ダーバーレー |
お会計 | シーメイ |
よく使うのは「シーメイ」ですね。
レストランや屋台などでご飯を食べ終わったら、近くの店員に「シーメイ」と言えばお会計をしてくれます。
あと、もしかするとミャンマー観光中にレストランでなく一般家庭でご飯を食べることがあるかもしれません。(例えば、村に泊まるツアーとか)
その場合は、「バイワービー(お腹がいっぱいです)」だけは絶対に覚えておいてください。
なぜなら、ミャンマー人は強く断るまで無限におかわりをさせ続けるスーパーおもてなし国家だからです!(民家やお寺にお邪魔したり、食べ放題の食堂などに行くとそういったことがあります)
ご飯をよそっていたお皿が空になりそうになると、「当然まだ食べるよね?」って感じで、ガンガンおかわりをよそってくれます。
断るのは悪いかなーって思って遠慮していたら山盛りのご飯を5杯くらい食べさせられてお腹が爆発するかと思いました。
もはや「おもてなし」じゃなくて「おかわり攻撃」、、、ご注意ください(笑)
食べ物、飲み物、食器など
日本語 | ミャンマー語 |
肉 | アター |
牛肉 | アメーダー |
豚肉 | ウェッター |
鶏肉 | チェッター |
ヤギ肉 | セイター |
魚 | ンガー |
カレー | ヒン |
例)牛肉カレー | アメーダーヒン |
例)豚肉カレー | ウェッターヒン |
例)鶏肉カレー | チェッターヒン |
例)魚のカレー | ンガーヒン |
卵 | ウー |
例)鶏の卵 | チェッウー |
例)魚の卵 | ンガーウー |
水 | イェー |
氷 | イェゲー |
ジュース | アチョーイェー |
コーヒー | コーヒー(日本語と同じ) |
ミルク | ヌワーノ |
コーラ | コーラ(日本語と同じ) |
ビール | ビヤー |
ウイスキー | ウィサキー |
ワイン | ワイン(日本語と同じ) |
お箸 | トゥー |
フォーク | カイン |
スプーン | ズン |
ナイフ | ダー |
お皿 | バガンビャー |
コップ | クエッ |
組み合わせで言葉を作ることができるため
- 牛肉(アメーダー)+カレー(ヒン)=牛肉カレー(アメーダーヒン)
- 鶏(チェ)+卵(ウー)=鶏の卵(チェッウー)
になります。
でもミャンマーのカレーは日本人が想像するカレーじゃないので気をつけてください。
ミャンマーでカレーを注文すると、こんな感じで油の上に肉がドンっと置かれたものが出てきます。
初めてミャンマーでカレーを注文したときは
は?なんだこれ?これはカレーなのか? それとも他の人が注文したものが間違えて運ばれたのか?
と頭の中が「???」だらけになりました(笑)
地球の歩き方によると、ミャンマーのカレーは湯戻し煮という調理法で作られたカレーとは全く異なる料理らしいです。
つまり、Chicken Curryと書かれていても全然カレーじゃないです。
注文するときは気をつけてください(笑)
買い物に関する言葉
日本語 | ミャンマー語 |
これは何ですか? | ダーバーレー |
いくらですか? | バラウレー |
高い | セイチーデー/セイミャーデー |
安い | セイポーデー/セイネーデー |
安くしてくれませんか? | ゼイショベーバー |
〇〇を探しています | 〇〇シャーネレー |
〇〇が欲しいです | 〇〇ベーバー |
これを買います | ダーウェーレー |
大きい | ジーレー |
小さい | デイレー |
ちょうどいい(フィットする) | トオ |
もっと大きなサイズはありますか? | ジーダーシーラー |
もっと小さなサイズはありますか? | デイダーシーラー |
私に合うサイズはありますか? | トオダーシーラー |
基本的に買い物はジェスチャーと片言の英語で何とかなる場合は多いですが、知っているより楽に買い物ができるので使えそうなフレーズを書いておきました。
とりあえず、欲しい商品を指差して「バラウレー(これはいくらですか)」といえば、値段はわかるので買い物はできます。
ただし、ミャンマー語で値段を答えられても普通はわからないので、以下の数字を参考にしてください(↓)
数字
日本語 | ミャンマー語 |
0 | トオンニャ |
1 | ティ |
2 | ニッ |
3 | トオン |
4 | レー |
5 | ンガー |
6 | チャウ |
7 | クンニッ |
8 | シー |
9 | コー |
10 | タッセ |
11 | セッティ |
12 | セッニッ |
20 | ニャッセ |
21 | ニャッセッティ |
22 | ニャッセッニ |
30 | トオンセ |
100 | タヤー |
101 | タヤーティ |
110 | タヤータッセ |
123 | タヤーニャッセットウン |
500 | ンガーヤー |
1000 | タタウン (2文字目のタもしっかり「タ」と発音する) |
1350 | タウントオンヤーンガッセ |
2000 | ニャタウン |
2345 | ニャタウントオンヤーレーセッンガー |
10000 | タタウン (二文字目のタは英語のthのようにかすれる発音) |
日本語と同じように1〜10までの数字を組み合わせて数字を作ります。
2(ニッ)+10(タッセ)+1(ティ)=21(ニャッセッティ)
何回聞き直しても分からなければ、携帯の電卓アプリを開いて数字を入れてもらってください。
僕もたまにやります。
あとは中途半端に英語を知っている店員さんが桁間違えをしていることもあるので確認しておくといいですよ。
例えば、本当の値段は、 650(シックスハンドレッドフィフティまたはシックスフィフティ) だけど、間違えて 6500(シックスティーファイブハンドレッド) なんて言ってきます。
え、これってそんなに高いの? いやいや、この商品がそんな高いわけないだろ、 ぼったくりか?
と思ったら実は10分の1だったりするわけですからねー。
確認は大切です。
外出時、観光関連の言葉
日本語 | ミャンマー語 |
〇〇はどこですか? | 〇〇ベーフマーシバーダレー |
例)トイレはどこですか? | エインダーベーフマーシバーダレー |
〇〇へ行きたい | 〇〇トワーチンデー |
例)トイレへ行きたい | エインダートワーチンデー |
道に迷いました | ランピャウッネーデー |
真っ直ぐ | シェ |
右 | ニャー |
左 | ベー |
後ろ | ナウ |
行きたい場所の名前 + トワーチンデー = どこどこへ行きたい
例えば、バス乗り場にいきたい場合は、
バス乗り場(バスゲート) + 行きたい(トワーチンデー)=バス乗り場に行きたい(バスゲートトワーチンデー)
です。
なので、以下の施設の名前一覧と組み合わせていきたい場所を伝えてください(↓)
施設、乗り物の名前
日本語 | ミャンマー語 |
バス乗り場 | バスゲート |
タクシー乗り場 | タクシーゲート |
2輪車(モーターバイク) | サイケ |
3輪車(トライショー) | サイカー |
駅 | ブーダー |
ホテル | ホテル |
病院 | セーヨン |
お寺 | パヤージャウン |
博物館 | ピャダイ |
美術館 | アヌピンニャーピャダイ |
動物園 | テレイサンヨン |
水族館 | ンガーピャダイ |
映画館 | ヨウッシンヨン |
公園 | パンジャン |
市場 | ゼー |
スーパーマーケット | コンソンザインジー |
デパート | コンダイッジー |
コンビニ | コンビニヤンストーザイン |
繁華街 | ミョウテ |
トイレ | エインダー |
海外旅行中は移動の足の確保が欠かせません。
地方都市を観光する際は、街中に止まっているバイク乗りのお兄さん、おじさんに「バイクタクシー」というと簡単に乗せてくれます。
ただ目的地を伝えるのが難しいと思うので、グーグルマップなどで見せてあげてください。
ヤンゴンもしくはマンダレーを観光する際は、Grab(グラブ)という無料の配車アプリを使うのがオススメです。
誰でも簡単に使えるし、運賃も自分で交渉するより安くなります。
何より目的地を口頭で伝える必要がないので楽チンです。
使い方は以下の記事で詳しく説明しているので参加にしてください。
身体の調子が悪いときに使う言葉
日本語 | ミャンマー語 |
病院に行きたい | セーヨントワーチンデー |
飲み薬が欲しい | セイベーバー |
塗り薬が欲しい | レイゼーベーバー |
風邪をひいた | アエーミートワーデ |
熱があります | コープーネーデー |
下痢になりました | ワンピェッネーバーデー |
気分が悪い | ネーロマカウンブー |
〇〇が痛い | 〇〇ナーデー |
例)頭が痛い | ガウンナーデー |
痛い場所 + ナーデー = 〇〇が痛い です。
例えば、頭が痛い場合は、 頭(ガウン) + 痛い(ナーデー)=頭が痛い(ガウンナーデー) と言います。
なので、以下の身体の名称と組み合わせて痛い場所を伝えてください(↓)
ミャンマー料理に慣れていない人はよくお腹を壊すので「お腹が痛い(バイナーデー)」などはよく使う組み合わせだと思いますよ。
身体の名称一覧
日本語 | ミャンマー語 |
頭 | ガウン |
顔 | ミェッナー |
目 | ミェッロン |
鼻 | ナカウン |
口 | バザ |
歯 | トワァー |
首 | レービン |
肩 | パコウン |
胸 | インバ |
腕 | レッマウン |
背中 | ナウッチョー |
腰 | カー |
お尻 | ティンバー |
手 | レッ |
指 | レッチャウン |
お腹 | バイ |
太もも | パウン |
膝 | チーダウ |
足 | チーパワー |
時間や曜日に関する言葉
日本語 | ミャンマー語 |
朝 | マネッ |
昼 | ネーレー |
夜 | ニャ |
昨日 | マネガ |
今日 | ディーネ |
明日 | マネッピャン |
月曜 | タニンラネ |
火曜 | インガーネ |
水曜 | ボーダフーネ |
木曜 | チャーダバデーネ |
金曜 | タウッチャーネ |
土曜 | サネーネ |
日曜 | タニンガヌェネ |
1月 | ジャヌラリーラ |
2月 | フェブラリーラ |
3月 | マッラ |
4月 | エービーラ |
5月 | メイラ |
6月 | ズンラ |
7月 | ズラインラ |
8月 | オーゴーラ |
9月 | サッティンバーラ |
10月 | アウトーバーラ |
11月 | ノーウィンラ |
12月 | ディジンバーラ |
昨日、今日、明日と曜日の言い方を覚えているだけで会話が一気に分かりやすくなります。
覚えておくと、英語を話せない人と屋台で飲んだりするときに便利ですよ。
ミャンマー語対応の翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」が超便利
言葉を覚えられるのがベストですが、やはり覚えられないものが多いし、限界があります。
そこで翻訳アプリの登場です。
アプリを使ってしまえば、基本的にはどんなこともミャンマー語に変換して話すことができてしまいます。
ただミャンマー語はまだまだマイナーな言語なので対応している翻訳アプリが少ないです。
その中で一番おすすめなのが、VoiceTra(ボイストラ)という無料アプリです。
なぜおすすめかというと、翻訳結果が自動で再翻訳されるからです。
なので翻訳があっているのか間違っているのか一目でわかります(↓)
上の画像の再翻訳(一番下の文章)がなかったらどうですか?
翻訳結果がちゃんと「トイレはどこですか?」になっているか分からないですよね。
まあミャンマー語がわからないから翻訳アプリを使っているので分からなくて当然です(笑)
でも翻訳があっているかどうかが分からないと困ります。
なので僕はこのアプリを見つける前までは手動で再翻訳していました。
この作業をボイストラは自動でやってくれるわけです。
初めて使ったときは、便利すぎてビビりました(笑)
それに翻訳結果もかなり正確です。
旅行でよくあるシチュエーションで使えそうなフレーズをボイストラで訳してみたらほぼ全部あってました。
検証結果はこちら(↓)
アプリは、携帯の充電が切れてしまった場合や、電波が繋がらない場所などでは使えません。
そういった場合でも使えるように備えておきたい人は、指さし会話帳を一冊準備しておくと安心です。
特にレストランなどで大活躍すること間違いなしです。(僕の知人は指差し会話帳で全ての注文をしていました笑)
【※2020年2月追記情報】
先日仕事で海外に行った際に成田空港でPOCKETALK(ポケトーク) のレンタルを見つけました。世界70カ国以上の言語に対応しているハイテク機器で、僕も以前に出張先で使ったことがあります。
もちろんビルマ語も対応しているので旅行中に持っているとめちゃくちゃ便利だと思います。レンタルすると割高なので買ってしまうと安上がりだと思います。
そのほかのミャンマー旅行に関する基本情報、お役立ち情報もまとめました。
この記事と一緒に読んでみてください。
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