【安くて美味い】ミャンマー旅行中に絶対に食べてほしいおすすめの料理&フルーツ紹介

シャンカオスエ

ミャンマー料理ってどんな料理だと思いますか?

  • タイ料理みたいに辛い?
  • インド料理みたいにカレーが多い?
  • それとも周辺の国とは全然似ていない?

 

ミャンマーはつい数年前まで約半世紀にわたり軍事政権の独裁政治が行われていた国なので、東南アジアの国の中では情報が少ない国だと情報が少ない国だと思います。

なので、ミャンマーでよく食べられている料理は何ですか?

と聞かれても分からない、、、僕もミャンマーに行くまでまったく分かりませんでした。

 

でも実際にミャンマーを訪れてミャンマー料理やフルーツを食べてみると、結構おいしいんですよ。しかも安い!!!

ミャンマーの物価が日本円と10倍以上も離れているので、料理もフルーツも飲み物も激安なんです。

 

そこで今回は、安くて美味しいミャンマー料理とフルーツを紹介します。

ミャンマー国内で広く食べられているものばかりなので、どの地域でも見つけられると思います。ぜひミャンマー観光中に食べてみてくださいねー。

ミャンマー料理の特徴

実は、ミャンマー料理最大の特徴はとにかく油をたくさん使うことです。

というのもミャンマーでは、油は豊かさの象徴と考えられてきたからです。

またミャンマーのような熱帯気候の国では食材が腐りやすいため、油を使って保存がきくようにしているという理由もあります。

何はともあれ、とにかく油をたくさん使うので僕は初めてミャンマー料理を食べたときは、本当にびっくりしました。

 

たとえば、これ(↓)

ご飯の奥に見える手羽先はミャンマーのチキンカレーです。

ミャンマーのチキンカレー

 

拡大すると、、、

ミャンマーのチキンカレー

茶色いソースの上に透明の層がありますよね。全部油です(笑)

え?具材が油に浮いていませんか?ってレベルですよね。でも美味しいんですよ。

 

ちなみにミャンマー人はこの大量の油をご飯にかけてめちゃくちゃ美味そうにかき込んでます。

確かに人の味覚は油を美味しいと感じるようにできてるんで、油をすくって食べるとうまいです。(油をたくさん使っているジャンクフードが美味しいのと同じ原理ですね。)

 

ただし、ミャンマーの油に慣れていないとすぐにお腹を壊します。慣れていない水を飲むとおなかを壊すのと同じなので気を付けてください。

短期滞在でお腹を壊すと旅行中にトイレとお友達になってしまって全然楽しめないので要注意です。なので僕ら日本人は具材だけすくって食べたほうがいいかなと思います。それでも十分うまいんでOKです。

安くて美味いミャンマーの料理を紹介

オンノカオスエ(またはノゼインカオスエ)

ノゼインカオスエ

ミャンマー定番の朝ごはんです。

ココナッツミルク仕立ての麺料理で、とてもクリーミーです。

朝食の時間帯に食堂に行くと、かなりの確率でオンノカオスエを食べているミャンマー人に出くわしますよ。

値段も300〜500チャット(約20〜40円)なので気軽に食べることができます。(レートは、1円=13チャットで計算しています)

 

写真を見て、

あれ、お箸はどこ?

って思った人もいるかもしれません。

 

実はミャンマーでは麺料理もスプーンで食べます。

 

ちょっと想像してみてください。

ラーメンをスプーンだけで食べられますか?

きっと食べられます。でも絶対に面倒くさいです(泣)

 

ミャンマーにもお箸を使う文化はあるんですよ。

でもなぜかオンノカオスエや次に紹介するモヒンガーはスプーンで食べるんですよねー

理由は全然わかんないです(笑)

道端の横にある小さな屋台にはおいていませんが、レストランにはお箸もあります。もしスプーンで食べるのが難しかったら、レストランのスタッフにお箸をくださいとお願いしてください。

 

「お箸をください」はミャンマー語で「トゥーベーバー」です。

覚えておくと旅行中に役立つミャンマー語は以下の記事でまとめているので参考にしてください。

旅行で役立つミャンマー語100選「ありがとう、こんにちは」など基本単語まとめ

2019年7月10日

モヒンガー

モヒンガー

オンノカオスエと同じくミャンマー定番の朝ごはんです。

こちらは魚ベースのスープで匂いもきつめなので、日本人はかなり好き嫌いが分かれると思います。

具材は地域やお店によって全然違っていて、中にはバナナの幹を入れているお店もあります。

オンノカオスエと同じく300〜500チャット程度(約20〜40円)で食べられます。

 

で、オンノカオスエと同様にスプーンで食べます。

面倒くさいからお箸ちょうだい!

って感じですが、屋台の場合はお箸がないことが多いです。(ミャンマーの路肩にはモヒンガー専門店がよくあります)

もしレストランだったらお箸もあるので店員にお願いすると持ってきてくれます。

シャンカオスエ

シャンカオスエ

こちらは日本人に大人気のシャンカオスエ

スープありとスープなしの2種類がありますが、写真はこの前僕が食べたスープありのやつです。(スープありを注文したい場合は「シャンカオスエピョー」と言ってください)

 

一般的にミャンマー料理といった場合は、人口の7割を占めるビルマ族のビルマ料理を指します。

しかし、シャンカオスエは名前の通り、ミャンマー北方に住んでいるシャン族の料理です。

シャン料理はビルマ料理よりも油が少なく、かなり日本人好みの味付けです。油の多いビルマ料理に飽きてしまったらシャン料理で口直しするのもアリですね。

500〜800チャット(約40〜60円)で食べられます。

 

値段は高めですが、ヤンゴンにはシャンヨーヤーという有名なシャン料理屋さんがあります。かなりおいしいので、ヤンゴンを訪れた際は一度寄ってみてください。

ちなみにミャンマーで人気の観光地「インレー湖」はシャン族の土地なので、インレー湖観光をすれば必然的に本場のシャン料理を食べられます。

インダー族の伝統漁法

【インレー湖観光】1日ボートツアーの参加方法・値段・所要時間・見所など全て紹介

2019年7月12日

ラペトー&ジントー

ミャンマーで最も庶民的な食べ物は何か?

そんな質問の答えはラペトー、次いでジントーです。

 

「トー」はミャンマー語でサラダ、「ラペ」はお茶の葉、「ジン」は生姜なので

ラペトーは、お茶の葉サラダ

ジントーは、生姜サラダ

です。

 

主食ではなく、おかずやおやつとして出てくる料理ですが、特にラペトーはどこに行っても必ず置いてあります。

ラペトーがなかったらミャンマー料理屋ではない

と言っても過言ではありません(笑)

 

上の写真はすでに混ぜてありますが、ラペトーもジントーも器の上に具材を並べた状態で出されることも多いです。

で、自分で食べたい分だけスプーンで混ぜて、すくって食べます。

ラペトー

混ざっていない状態のラペトー。右下の濃い緑の部分がお茶の葉(ラペ)です。

 

豆、にんにく、ラペ(お茶の葉)に油をかけたものを和えて食べた後に熱々のミャンマー茶を飲む

これが最高に美味しくて病みつきになります。(記事を書いてたらまた食べたくなってきましたw)

ヒン

ミャンマーのチキンカレー

最後にミャンマー料理として最も有名なメイン料理を紹介します。(ラペトーは副菜として一番人気で、ヒンは主菜として一番人気です)

 

ミャンマー料理のメインディッシュは「ヒン」です。

「ヒン」は英語でカレーと訳されますが、実はカレーではありません。

正確に言うと、湯戻し煮という調理法で作られた煮込み料理です。

湯戻し煮

肉や野菜などの具材とスパイスを入れた鍋に大量の油を投入し、水分が完全に飛ぶまで煮込む調理法

 

写真で見ると、カレーでないことは一発でわかりますよね(↓)

ミャンマーのチキンカレー

ミャンマーに来てから初めてチキンカレー(チェッターヒン)を注文した時は

え?これがチキンカレー?

他のテーブルと間違えてませんか?

え?間違ってないの?

マジですか、、、

こんなやりとりしちゃいましたよ。

 

いろいろ突っ込みどころあるんですが、まずルーが少なすぎる。具材も一種類しか入っていません。そしてルーは「油」です(笑)

 

おい、ルーが油ってどういうことじゃい!

サラダ油に着色料入れてるだけじゃねーか!

って見た目です(笑)

 

でも困ったことに、これ、結構美味しいんですよね(笑)

(毎日食べていると絶対に飽きますが)

 

牛肉のカレー(アメーダーヒン)

豚肉のカレー(ウェッターヒン)

鶏肉のカレー(チェッターヒン)

ヤギ肉のカレー(セイターヒン)

魚のカレー(ンガーヒン)

 

というように、それぞれの食材の名称をヒンの前につけて注文します。

(よく注文する食材の名前など旅行時の役立つミャンマー語をまとめた記事があるので合わせて確認してください)

 

ミャンマーではヒンを一品頼むと、その他の野菜やおかずがついてきます(↓)

ミャンマーカレー

これらのおかずは基本的に食べ放題なので気にせずにバンバン食べてください(笑)

なくなったらスタッフに頼むと足してくれます。

ミャンマーのフルーツ

ここからはミャンマーで食べられるフルーツの紹介です。

暑い国はフルーツが美味しいってイメージがありますが、ミャンマーのフルーツは予想以上に激ウマでした。

これだけでミャンマーに来た価値があると言っても過言ではありません!

今回はそんなミャンマーフルーツの中でも個人的に特に美味しいと思ったフルーツを2つ紹介しますね。

マンゴー

ミャンマーのマンゴー

まず一つ目はマンゴーです。

本当に本当に本当に美味しいです。

実は僕はマンゴーがあまり好きではありませんでしたが、ミャンマーでマンゴーを食べてからマンゴーが大好きになりました。

嫌いなものを好きになっちゃうくらいうまいんです!

 

とにかく甘さが段違いで、宮崎県の高級マンゴーよりも全然甘いです。

一体日本で食べていたマンゴーは一体なんだったのか、、、

 

そんな別格にうまいマンゴーがなんと一個数十円で買えます。

もうほとんど食べ放題状態です。

超激安なのでこんな贅沢な食べ方もできちゃます↓

 

マンゴーシーズンの5月から6月にかけて大量に出回ります。

投げ売りされていて、持ってけ泥棒って感じですね(笑)

投げ売りされているマンゴー

マンゴー好きの人はもちろんですが、マンゴー嫌いの人にも食べて欲しいですね。

きっと僕みたいにマンゴー好きになりますよ。

でも本当に残念ながらミャンマーのマンゴーは日本では食べられないです。

理由は日本の検疫を通らないからです(泣)

それにもし検疫を通って持ち込めても値段は馬鹿高くなると思います。

 

ミャンマーでは一個10円

日本では一個5000円

こんなことになっちゃうかも、、、

なんたって宮崎の高級マンゴーよりも美味しいですからね。

釈迦頭(シャカトウ)

釈迦頭

これは日本では食べたことがなかったので恐る恐る食べたらおいしくてびっくり。

南米原産のフルーツらしいですが、見た目があるものに似ていると思いませんか?

 

 

そう!

ブッダの頭です(笑)

だから日本語では釈迦頭と呼ばれています。(台湾でたくさん栽培されています)

 

で、ブッダの頭をどうやって食べるの?って話ですが、ぱかっと割って中身だけ食べます。

釈迦頭

種の周りに果肉がついています。

でも割ってみると、中は種だらけ、、、

種の周りに付いた果肉を一つずつ食べます。

メンドクセェェェ

 

こんな感じで超食べづらいけど、味はいいです。

甘くて美味しいですよ

マンゴーと同じく一個数十円で買えます。

 

シーズンになると、市場に大量に売っています。

真っ暗闇の中、路肩で緑のぶつぶつが売られている光景はちょっと怖いですけど味はいいんです(笑)

 

ちょっとした小話ですが、この前、友達のミャンマー人に「日本人はこれをブッダヘッド(釈迦頭)と呼んでいるんだよ」って言ったら大爆笑されました。

敬虔な仏教徒のミャンマー人は食べ物をブッダに例えたりしませんからね。

それ以来、その友達は釈迦頭を食べるたびに

I’m having a Buddha Head.(今ブッダの頭を食べているよ)

って冗談を言ってくるようになりました(笑)

 

面白いから言いふらしてもいいけど僕から教えてもらったことは秘密にしてほしいなー。

罰当たりだ!とか言われたら困るし(笑)

まあとにかく、日本ではなかなか食べられないフルーツなのでミャンマーに来たらぜひ食べてみてください。

最後に

ミャンマー料理は脂っぽいものが多いですが、味は中々いけます。

でも毎日ミャンマー料理を食べていると胃がもたれるので、旅行などでミャンマーを訪れる際はミャンマー料理とそれ以外の料理(中華、タイ、日本料理など)を交互に食べるといいかもしれません。

ちなみにミャンマーの水道水は飲むことができないので、ペットボトル飲料水を携帯してください。レストランなどでもペットボトル飲料水を買って飲むのが安全です。

 

ミャンマーでお勧めの観光地をまとめた記事を書いたので、ミャンマー観光の参考にしてください。

【実は海外初心者向き】ミャンマーの魅力とおすすめの観光地&シーズンを徹底紹介

2019年10月20日

 

ではまた

周登

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