「お金の心配をせずにやりたいことを自由にできる人生が手に入ったらいいなあ」
きっと誰もが一度は夢見ることですよね。もちろん僕もその一人です。でも現実はなかなか厳しい泣。会社員の給料なんて全然上がらないし、大企業であっても突然倒産する時代です。
そこでやりたいことをやるために副業を始め、少しづつですが自由に使える資金も増えてきました。でもまだまだ夢の実現には程遠いなあと思っていたところ、すでに経済的な自由を達成しているやまもとりゅうけんさんが書いた「人生逃げ切り戦略」という本を見つけました。
残念ながら経済的な自由を達成するための裏技が書いている本ではありません笑。でもどんな考え方で行動していけば経済的な自由に近づけるかはしっかりと書いてあります。
ざっくり要約すると「すぐにお金になる副業をして種銭を貯めながら、自分の名前をブランド化していきましょう」という内容です。
この要約で中身が想像できる方はこの本を買わなくて大丈夫です。逆に言うと、この要約の意味がよくわからない方にとっては必読書です。ぜひ購入して読んでみてください。
以下、自分の経験を踏まえながら気になった部分をまとめておきます。
目次
経済的自由を達成する再現性の高い方法は「初心者向けの情報発信」である
「人生逃げ切り戦略」とは「経済的な不安を限りなく0に近づけ、やりたいことを自由にやれる状態」を達成するための戦略です。
「すでにこの状態を達成している人は誰だ?」と問われれば、ビルゲイツなどの億万長者、アスリートや芸能人なんかが挙がると思います。でもみんなが知っている有名人だけが人生を逃げ切っているわけではありません。世の中にはあまり知られていない人生逃げ切り成功者がたくさんいます。
- 株式配当
- 不動産収入
- アフィリエイト報酬
- その他様々な副業
上記の通り、人生を逃げ切るための方法はたくさんあります。おそらく無限に近い種類の手法が存在し、それぞれの方法に何人もの達成者がいます。世の中に知られていない人のほうが世間からバッシングされたり監視されたりしないので、超有名人よりも安定していると言えるのかもしれませんね。
しかし、その無限に存在する人生を逃げ切る方法の大半は再現性が高くありません。例えば、株式配当で毎月数十万円を得るためには何億円という元手が必要です。不動産を買うのも簡単ではありません。方法がわかっていても実現できないなら意味がありません。
そこで、経済的自由を達成できる再現性の高い方法は何かについて考え、とある答えを書いた本が「人生逃げ切り戦略」です。そしてその答えとは「初心者向けの情報発信」です。
世の中の大半は初心者であり、情報を欲している
世界中の人々は間違いなく、何かの初心者です。
- 恋愛
- 仕事
- 副業
- 文化
- 言語
あらゆる分野で何かしらのことを学びたいと思っている人がいて、その分野の情報を欲しています。もちろん同じ分野には初心者以外にも中級者や上級者がいますが、ピラミッドのようになっていて、初心者が最も数が多いです。
試しにGoogleで「初心者・中級者・上級者」を検索してみました。
初心者というキーワードが圧倒的な数字であることが一目でわかります。つまり初心者をターゲットにした市場が最も巨大で、新規参入者が入りこめる可能性があります。
例えば、アフリカのとある先住民だけが話している言語のテキストを作っても買う人はほとんどいませんが、英語のテキストを買う人はたくさんいます。需要が多いとライバルも増えますが、ライバルよりも良いサービスを提供すればしっかり売れます。
この「ライバルよりも良いサービス」を作るのが大変なんだよって思いますよね。僕も思ってました。でも実は「初心者向けの情報発信」という分野においては想像しているほど難しくありません。
初心者は月収500万円のせどらーではなく、月収5万円のせどらーから話を聞きたい
世の中、何事においても上を見るとキリがありません。だから大した実績もない自分が情報発信しても誰にも見てもらえない、役に立たないと勘違いしがちです。でも実際は、初心者よりもちょっと先に進んでいる人の情報が、初心者にとって一番役に立つ情報です。
僕が実践しているせどりを例にしてみます。世の中には化け物のような超一流の人たちがいて、月収500万円をせどりで稼いでいたりします。でもそういう人たちが教えてくれる情報はレベルが高すぎて参考にならないものが多いです泣
- メーカーと交渉して直接仕入れる方法
- 自分のブランドを作ってアマゾンで独占販売する方法
こんなの最初は無理ですよね。レベルが高すぎて参考にならない笑。これからせどりを始めたい人や始めたばかりの人が知りたい情報は
- そもそもせどりってどうやってやるの?
- フリマアプリとアマゾンはどっちがいいの?
- せどりしやすいお店やジャンルはどれ?
こんな感じです。これからせどりをやる人が通る道を直前に通っている月収5万円くらいの人の情報のほうがよっぽど参考になります。
自分が一流である必要はないんです。むしろ何かを始めたばかりの人のほうが初心者の気持ちに寄り添った役立つ情報を発信できます。だって自分もほとんど初心者みたいなものですからね。
「あ!まさに今自分が困っている問題だ!」→「なるほど、こんな感じで解決できるのか。これだったら自分でもできそうだな」と思ってもらえる投稿が一番刺さります。
もちろん初心者の気持ちをわかっている上級者がレベルを落として簡単なことを教えてくれるパターンもあります。でもやっぱり一番参考になる情報は「少し前まで自分と同じ状態だった人がどうやって課題を解決したか」です。
すごい人がレベルを落として書いてくれても「あなただからできたんでしょ?自分には無理だよ」って思っちゃいますが、現時点で月収5万円の人が書いた「月収3万円を稼ぐ方法」なら現実味があってやってみようという気になります。
【仲介マージンはいらない】個人が個人に課金する時代が来た
インターネットが発達する以前は、とある人が役に立つ情報を近所の人に無料で教えてあげる社会でした。いわゆる口コミというやつです。口コミは今も昔も変わらない強力な手段ですが、インターネットによって対象範囲が近所の人から全世界に広がりました。
以前は不特定多数の人に口コミ(情報)を届けられるのはテレビ局や新聞社、ラジオ局などのマスメディアだけでした。しかしインターネット、SNSの普及により、誰でも情報を届けられる時代になりました。
お金を払ってテレビや新聞を買っているように、自分が知りたい情報に対して対価を支払うのは自然です。情報発信者がテレビ局から個人に変わってもその原則は変わりません。むしろテレビ局や新聞社といった仲介を通さない現代のSNS社会のほうが情報を素早く受け取れるので合理的です。
より早く、より有益な情報を得たいという欲求は誰もがもっているものです。SNSを通じたやりとりのほうが便利だから、個人が個人に課金して情報を得るという流れは今後も加速していくことは間違いありません。
【知名度は資産】無名の個人に課金する人は少ない
個人が個人に課金する時代が来ましたが、知名度のあるものが強いという原則は変わっていません。
芸能人と無名の一般人が同じ情報を売っている場合、どちらから買うかと言えば、きっと芸能人です。知名度がある人のほうが信頼できるし、そもそも無名の一般人が同じ情報を売っていること自体気づかれない可能性が高いです。
人間は肩書(権威)に弱い生き物です。何の取り柄もなさそうな冴えないおじさんだと思っていた人がゴールドマンサックスの役員の名刺を出してきたら、きっと敬語で話すようになります笑
でも会社の肩書に頼っていると退職してから悲惨な状態になります。これまで周囲の人が敬意をもって接してくれていた理由は、その人個人ではなく、その人に付属していた会社の肩書だからです。退職したらただのおじさん、、、自分以外の何かではなく、自分自身をブランドとして売っていく必要があるんです。
もし自分の名前がブランドになったら?
はっきり言って、何をしても一定額を稼げるようになります。芸能人がYoutubeをチャンネルを開設するとたった数日で登録者数が爆発的に増えて広告費を稼げるようになります。これはその芸能人自身がブランドになっているからです。
動画の内容はまったく関係ありません。誰がその動画を配信しているかが大事なんです。
- あなたが作った商品だから買う
- あなたが出演している映画だから見る
- あなたのアドバイスだから信じる
自分の名前がブランドになると本当に強力です。自分の名前がブランド化することの効果を最もわかりやすく教えてくれる言葉があります。正確な訳は忘れてしまいましたが、かの有名な投資家ウォーレンバフェット氏の言葉です。
「伝えるのが一番上手だったのは21歳の頃だった。しかしその当時は誰も私の言葉に耳を貸さなかった。今はどんなにふざげたことを言っても、その言葉の裏に何か重大な意味が隠されているのではないかと誰もが考えている。」
うろ覚えのウォーレン・バフェット氏の言葉です。
例えば「一流の投資家になりたければ、毎朝、卵焼きを食べなさい」なんてふざけたことを言っても、きっと世界のどこかにそれを信じて実行する人がいます笑。それくらいウォーレン・バフェットという名前にブランド力があるということです。
自分の名前をブランド化するのは時間がかかる
バフェット氏のようなとんでもないブランド力を手に入れることはほぼ不可能です。しかし、SNSの普及により、とある狭い分野においてそれなりの知名度を得ることは誰でもできる時代になりました。とはいえ、それでもインフルエンサーになるのは大変だし時間がかかります、、、
自分の名前を売りたくて頑張ってYoutubeに動画を投稿したり、ブログを買いたりしても全然うまくいかない
↓
全然稼げないし大変だからやーめた!
こうなるのがオチ。だから最初は自分の名前を売るのではなく、即金力のある副業をやるのがおすすめです。
「即金力=すぐにお金を稼げる方法」ということで、例えば、せどりが該当します。5000円で買った商品が3日後に10000円で売れたら、それでもう5000円稼げたことになります。アフィリエイトだったら最初の1円を稼ぐのも大変だし振込されるまでに何ヶ月もかかります。
でもせどりは労働収入なので働き続けないと稼げなくなります。一方でYoutubeやブログは資産型の副業なので最初は時間がかかりますが、徐々に時間あたりの稼げる金額が増えていきます。(投稿や記事が積み重なって無限に働いてくれる状態)
「資産型の副業=発信力のある副業」とも言えます。例えば、ブログやYoutubeなら自分の名前や顔がネット上に半永久的に公開されて、365日24時間休みなく営業活動をしてくれます。
そこで、人生逃げ切り戦略では即金力のある副業と発信力のある副業を掛け合わせることが推奨されています。(例えば、せどりをしながらせどりの情報をブログに書くなど)
即金力のある副業でお金(モチベーション)を稼ぎ、副業で得た経験を自分より少し後ろを歩く人たちに紹介する。自分のお財布も膨らみ、知名度も上がる一石二鳥の方法です。
もちろん、せどりとブログ以外の組み合わせもあります。やまもとりゅうけんさんが即金力と発信力ごとに副業を分けてくれているので参考として載せておきますね(↓)
過去の自分に対してアドバイスするつもりで発信すれば良い
誰かの役に立つ情報を発信しようと肩を張ってもいいことはありません。筆が進まなくなるし、自分よりも先に進んでいる人の情報のほうが役に立つのではないかと不安になります。
でもそんな心配は無用です。少し前の自分が困っていたこと、どうやってその問題を解決したのかを書くだけで良いんです。世の中には自分の少し後ろを歩いている人がたくさんいます。その人たちにとって、自分の少し前を歩いている人の情報こそ、世の中で最も価値があり喉から手が出るほど欲しい情報です。
人生逃げ切り戦略の中でも「初心者に毛が生えた程度の情報が求められている」と書かれています。
情報発信というと何だかハードルが高く感じてしまうかもしれません。だから「自分が最近経験したことを忘れないために書いた備忘録」とでも思ってください。
最近経験したことを書き留めるだけでいいのでネタに困ることはないし簡単にかけます。それを続けていれば、その分野の初心者の間ではちょっとした有名人になり、次のステージに進んでいけます。
もっと具体的な手法および次のステージの考え方などは書籍にちゃんと載っているので興味のある方は読んでみてください。
今回の記事は以上です。
僕もやまもとりゅうけんさんの教えを忘れずに、最近の自分がぶつかった課題とそれに対する解決策をまとめてブログを書いていこうと思います。