【大発見】コンタクトレンズ会社が開発した家畜飼料で地球温暖化が防げるかも【牛ゲップ由来メタンガス7割削減】

日経新聞2020年4月9日

二酸化炭素排出量が年々増加しているので地球温暖化が進んでいる

よく聞く話ですよね。

でも実は二酸化炭素よりも悪質なやつがいるんです。

 

それは「メタンガス」

 

そしてメタンガスを発生させる原因の一つが「牛」です。

え?どういうこと?って感じですよね笑

さらに興味深いことに、地球温暖化とメタンガスと牛について研究して環境対策を行なっている企業はコンタクトレンズ会社のメニコンです笑

 

全然つながりが見えてこないですよね。

この記事でその謎を解き明かしていきましょう。

控えめに言って、かなり興味深い記事ですよ。

 

メタンガスの温室効果は二酸化炭素の約25倍

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、人為的に排出されている温室効果ガスの約65%が二酸化炭素です。

温室効果ガス排出量

出典:気象庁HP

このように半分以上を二酸化炭素が占めているため、地球温暖化の原因は二酸化炭素というイメージがついています。

でも二酸化炭素以外の温室効果ガスも地球温暖化の原因であることは間違いありません。

 

特に、二酸化炭素に次いで排出量の多いメタンガス(約16%)は二酸化炭素の約25倍の温室効果を持つと言われており、考え方によっては二酸化炭素以上に深刻な問題です。

 

例えば、世界全体の温室効果ガスの排出量が100であった場合、二酸化炭素が65、メタンガスが16になります。

これは単なる排出量なのでここに温室効果を加味します。

メタンガスの温室効果は二酸化炭素の25倍なので、温室効果は二酸化炭素が1、メタンガスが25とします。

計算するとそれぞれが地球温暖化に与えている影響は以下のようになります。

 

  • 二酸化炭素 : 65×1=65
  • メタンガス : 16×25=400

 

つまり、メタンガスは二酸化炭素の6倍以上も厄介なやつで地球温暖化の主な原因なのでは?ということです。

 

ちなみにメタンガスはおならやゲップに多く含まれている成分なので、おならやゲップをするたびに地球環境を汚染していると言えるかも泣

 

メタンガスの主な排出要因は牛のゲップ

二酸化炭素以上に深刻な悪影響を与えているメタンガスは様々な要因で発生しています。

 

ガスなので工場で発生していると思われがちですが、実は主な排出要因は生物のゲップなんです。(消化管内発酵はおならやゲップのこと)

特に牛のゲップが深刻な問題となっていて、科学者たちが真剣に畜産業(牛のゲップ)によるメタンガスの排出を減らせないかと研究を続けています。

 

牛のゲップが地球温暖化の原因と聞くと「そんなばかな」と思うかもしれません。

でも本当に深刻な問題で、牛をはじめとする畜産業とメタンガスの関係性について論文も出されています。

英文ですが載せておきますね(↓)

https://www.ipcc-nggip.iges.or.jp/public/gp/bgp/4_2_CH4_and_N2O_Livestock_Manure.pdf

 

メニコンがコンタクトレンズ洗浄液の開発過程で見つけた酵素を使った飼料を開発

 

牛のゲップに含まれるメタンガスを減らす方法は主に3つあります。

 

  1. 牛を減らす
  2. 牛がゲップしないようにする
  3. 牛のゲップの中に含まれるメタンガスを減らす

 

1は本当に単純な解決策です。

牛を減らせば牛のゲップがなくなるので、メタンガスも減りますね。

でも世界中の人が牛肉を食べているし、人口増加によって今後も牛需要は増えそうです。

本気で牛の数を減らすには、人類全体が地球環境を守るために肉食をやめてベジタリアンになるぞーって頑張らないといけないですね。

実際、ベジタリアンやヴィーガンの種類を解説した記事で書いたように、地球環境を守るためにベジタリアンになった人はいます。

でも世界人口の1%もいないでしょう。

メタンガスを減らすために牛の数を減らすのは難しそうです。

 

またゲップは生理反応で牛が生きていくために絶対に必要な行為なので、2のゲップ自体を減らす方法も難しそうです。

もしかすると特別な掛け合わせによってゲップをしない牛を作れるかもしれません。

将来に期待ですね。

 

ということで現在のところ、牛由来のメタンガスを減らす方法として最も有力なのが3のゲップに含まれるメタンガスを減らす方法です。

 

そしてその方法を開発した会社がコンタクトレンズ会社のメニコンです。

 

なんと、コンタクトレンズ洗浄液の開発中に発見したとある酵素を混ぜた飼料を牛に食べさせると、ゲップの中に含まれるメタンガスが5〜7割も減少するんです。

飼料の原料はコーヒー豆の搾りかすで、スターバックスコーヒーから提供されています。

全然知らなかったんですが、2012年からスターバックスコーヒーとメニコンが共同してリサイクル飼料の開発を行なっていたそうです。

 

廃棄されていたコーヒー豆の搾りかすが地球温暖化を解決する糸口になるかもしれないですね。

スターバックスコーヒーもメニコンも畜産農家も、そして地球に住む人々全員にとってハッピーなニュースでした!

 

周登
ではまた!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA