2019年にバガンが世界遺産登録されて大注目されているミャンマーですが、バガンよりも前にミャンマーのとある遺跡が世界遺産に登録されていたということを知っている人はほとんどいないかもしれません。
その世界遺産はミャンマーのピィという町にあるピュー遺跡です。
でも今回はそのピィで、世界遺産のピュー遺跡よりもメジャーな観光スポットを紹介します(ピュー遺跡には観光客もあまり行かないそうです)
その観光スポットとは「シュエサンドーパゴダ」です。(バガンにあるシュエサンドーパゴダと全く同じ名前ですが別物です)
実はヤンゴンのシュエダゴンパゴダとともにミャンマー3大パゴダに数えられているすごいパゴダなんです。
シュエサンドーパゴダはピィの中心地にあって交通の便も良いので、ヤンゴンからピィを経由してどこか別の街に立ち寄る際に、数時間滞在するだけでも見学できます。
では、そんなシュエサンドーパゴダの行き方から順に説明していきます。
目次
シュエサンドーパゴダへの行き方
その1:バイクタクシー(一番楽です)
多くの方は長距離バスでピィに来ると思います。
バスを降りると周囲にバイクタクシーの運転手が何人もいるはずですので、「シュエサンドーパゴダ」と声をかけて乗せてもらいましょう。
以下の地図は車の所要時間になっていますが、バイクでもほとんど変わらず、10分ほどで到着します。
相場は1000〜1500チャット(77〜105円)です。(レートは、1円=約13円)
長距離バスステーションからシュエサンドーパゴダはほぼ一本道なので迷わずに歩いていくことは難しくありませんが、1時間弱かかります。
どうしてもバイクタクシーを使いたくない理由がない限り、歩くのは避けたほうが賢明です。
その2:歩く(列車で来た場合)
ただし、列車でピィに来た方は話が別です。
実はピィ駅はシュエサンドーパゴダのすぐ近くにあるので、駅を出て10分ほど歩くだけでシュエサンドーパゴダに着きます。
よってバイクタクシーを使う必要はありません。
グーグルマップを使ってピィ駅からシュエサンドーパゴダまでのルートを出すと変な道になってしまうので、シュエサンドーパゴダの目の前にある銀行を目的地にして作りました(↓)
所要時間は変わりません。駅から徒歩10分以内につきます。
その3:モーターバイクor 自転車
モーターバイクや自転車をどこかで借りてシュエサンドーパゴダへ行く場合は、北門の横の道を少し入ったところ(エレベーターの手前)にある駐輪スペースに止めます。
自転車などを止めるとスタッフが番号札をくれるので、帰るときに番号札を返して駐輪代100チャット(約8円)を支払います。
シュエサンドーパゴダの目印
大通りに面した北門の前はロータリーになっていて、大きな時計塔があります。
また北門には2頭の巨大シーサーのようなものがあるので近づくとすぐに分かります。
どの門から入るべき?
シュエサンドーパゴダには東西南北に一つずつ入り口がありますが、よほどこだわりがない限り北門(時計台の前)から入ってください。
最も広く大きい門で、お土産屋もたくさんあります(他の門には基本的にお土産屋はありません)。
入り口で脱いだ靴はビニール袋などに入れて持ち運びましょう。
北門から入ってもまた北門から出るとは限りません。別の出口やエレベーターを使う可能性もあるので持ち運ぶことをお勧めします。
階段を登りきる、またはエレベーターで頂上へ行くとついにシュエサンドーパゴダの目の前です。
巨大エレベーター
北門と西門の間に巨大なエレベーターがあります。外国人も無料で利用できるので階段を登るのが難しい方はこちらを利用してください。
帰る際は、登ってきたのと同じ道を逆走し(以下の写真のルート)エレベータで降りてください。
入場料
外国人はエレベーターに乗る前に1人3000チャット(約231円)の入場料を払います(ミャンマー人は無料)。
3000チャット払うと支払済の証明としてシールとパンフレットをくれます。
もしエレベーターを使わないで階段で登った場合は、入場料の支払いカウンターはありません。
その場合は階段を上がってパゴダを見学し始めてから15分〜30分ほど経った頃にスタッフが徴収に来ます。パゴダ内に設置されたカメラで外国人がいないか確認し、見つけたらお金を徴収しに来ているそうです。
ヤンゴンのシュエダゴンパゴダのように大量の外国人が来るわけではないので、この方法でも対応できるんだと思います。人数が多かったらカメラで逐一チェックするなんて無理ですよね。
八曜日占い
シュエダゴンパゴダの記事でも書きましたが、ミャンマー人は生まれた曜日をとても重要視しています。そして曜日は一般的な月〜日の七曜日ではなく、水曜日を午前と午後に分けて八曜日としています。
なので、シュエサンドーパゴダにも八曜日ごとの祭壇があり、参拝者がお祈りを捧げていました。また、祭壇にはそれぞれの曜日に割り当てられた8種類の守護動物のレリーフが取り付けられています。
自分の生まれた日は曜日ごとの性格などについては八曜日占いという無料サイトで簡単に調べられます。
東門の巨大ブッダ
シュエサンドーパゴダの東門階段を降りたところにありますが、なんとシュエサンドーパゴダとは関係ないようです。別途入場料を払いました。(巨大ブッダ像手前に受付があります)
ただし、入場料の金額はあなた次第です(笑)
受付で渡される紙に「名前」「国籍」「任意の金額」を記入し、その額を入場料として支払う制度になっているんです。
シュエサンドーパゴダの入場料が3000チャット(約231円)なのでそれよりも高くする必要はないだろうと思い、とりあえず1000チャット(約77円)払っておきました。(受付のおじさんに100チャットでもいいと言われましたが、さすがにそれは少ないと思ったので)
螺旋階段を登った二階部分からブッダ像を見ることができますが、わざわざ東門階段を降りて、さらにお金を払ってここを訪れる価値があるかと聞かれると正直なところ微妙です、、、
ブッダ像の周りには、またしても八曜日の祭壇が設置されています。寄付を求めるコミカルなキャラクター?もいました(笑)
ミャンマー観光の注意点
ミャンマーは現在、日本人に対する観光ビザの免除措置がとっています(2020年9月末までは続くことが決まっていますが、それ以降は未定です)
ビザなしで一ヶ月までミャンマーに滞在できるので、ミャンマーへの日本人観光客が増えているようですが、ミャンマーでは基本的に日本円からミャンマーチャットへの両替はできないなど、何点か気をつけなければいけないポイントがあるので、旅行する際は気をつけてください。
またミャンマー観光中はなかなかWi-Fiを拾えないのでSIMカードを買うのがオススメです。ミャンマー到着時にヤンゴン空港で買える全SIMカードとオススメを以下の記事で紹介しています。
事前に下調べしてトラブルなくミャンマー旅行を楽しんでください。
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