アマゾンが提供する「kindle unlimited」というサービスに登録すると電子書籍が読み放題になるという話を聞いたことはあるでしょうか?
おそらくこの記事を読んでいる方はどこかで耳にしていますよね?
そしてkindle unlimitedに加入するかどうか悩んでいる方だと思います。
・いくらで利用できるの?
・解約したくなったらいつでもできるの?
・どのくらいの本が読み放題に含まれているの?
その他にもいろいろと気になることがありますよね。
そこでこの記事はKindleについて書かれた様々な記事に僕の経験を加え、考えられるメリットとデメリットを全て網羅して解説しています。
最後まで読めばkindle unlimitedの良さも悪さも全部分かるので申し込むかどうかの強力な判断基準になるはずです。
目次
kindle unlimitedとは?基礎情報を紹介
kindle unlimitedはアマゾンが提供している電子書籍の読み放題サービスです。
2016年8月から始まったサービスなので既に4年近く経っていますね。
具体的な利用方法は他の記事に譲り、ここではまず基本情報をまとめておきます。
キンドル(電子書籍)はスマホ・PC・ダブレットで読める
Kindle(電子書籍)は様々なデバイスで読めます。
スマホやタブレットで読む場合は無料のkindleアプリをダウンロードして読みます。
iPhone/iPad → Apple storeからダウンロード
Android/Tablet → Google Playからダウンロード
アマゾンが提供しているKindleやFireタブレットであれば、購入した状態からすぐに電子書籍をダウンロードして読み始められます。
特にkindle端末は電子書籍を読むために開発された専用デバイスなので本当に読みやすいです。僕も愛用しています。
月額980円の読み放題サービス
kindle unlimitedの料金は月額980円です。
キャンペーンなどの時期に加入すると安くなることもありますが、基本的には980円を払うことになります。
これを高いと見るか安いと見るかですが、それは利用する人によりますね。
本を2冊以上買うと980円は超えるはずなので、普段から毎月2冊以上の本を読む人であれば確実に得をします。
kindle unlimitedの読み放題対象の本の中には1冊980円超えの本もたくさん含まれているので、そういった本をダウンロードすれば月に1冊でも元を取れます。
月に1冊読むかどうか分からない方は980円払うと損してしまうかもしれません。(そういった方も読み放題に登録するとたくさん読むようになることもありますが。僕がそうでした笑)
ダウンロードした電子書籍に返却期限がない(無期限で利用できる)
kindle unlimitedの読み放題サービスは月額料金を払い続けている限り、ダウンロードした本を読み続けることができます。
例えば、今月(3月)から6月までの4ヶ月間、kindle unlimitedに加入して月額料金を払ったとします。
すると、3月にダウンロードした本を6月末まで読み続けることができます。
ページ数の多い本や何度も読み返したい本などを期限を気にせず持ち続けられるのは嬉しいですね。
ただし料金を払っていない7月に入ると、ダウンロードした本は自動的にアマゾンに返却されてしまうので読めなくなります。
このように月額料金を払い続ける限り本を持ち続けられるとなると、ダウンロードした本がどんどん増えていってしまうのでは?
そう思いますが、実は「とあるルール」があるので冊数はそんなに増えません(↓)
同時にダウンロードできる本は10冊まで
kindle unlimitedの最大の難点は「同時にダウンロードできる本が10冊まで」ということです。
読み放題対象の本は本当に数えきれないほどあるので読みたい本がたくさんあるんですが、10冊までなんです。
11冊目を読みたい場合は、既にダウンロードしている10冊の本から1冊選び返却します。
同時に11冊以上の本を読む人は少ないですが、気に入った本を10冊以上持っておきたい人は多いと思います。
読み放題サービスは「本を購入しているのではなくレンタル権を購入している」ようなものなので、ダウンロードした本を本当に無期限・無制限で持ち続けられるわけではない点は要注意です。
Kindle unlimitedのメリットとは?
ここまででkindle unlimitedの基本的な情報はわかりました。
ではここからが本題です。
kindle unlimitedは登録する価値があるのかないのか?
メリットとデメリットを全て紹介していくので参考にしてください。
まずはメリットから(↓)
読み放題の対象がとても豊富で読みたい本が必ず見つかる
アマゾンの公式発表によると、日本語の本だけでも12万冊が読み放題の対象になっています。(外国語書籍を含めると140万冊以上なので多すぎて本の海に埋れてしまいますね笑)
またジャンルもビジネス書からライトノベル、雑誌までありとあらゆる分野を網羅しています。
はっきり言って、読み放題の対象の中に自分が読みたい本が1冊も含まれていないことはないです。必ず読みたい本が見つかります。
読み放題の対象は順次追加・削除されているのでずっと同じラインナップではないという点も魅力的です。
専門書や高価な本も読み放題の対象に含まれている
僕がkindle unlimitedに登録する前は、どうせ読み放題なんだから単価の安いしょぼい本ばかり登録してあるんだろうと思っていました笑
でも実際に登録して使ってみると、え?これも読み放題なの?と驚くような高価な本や専門書も読み放題の対象に含まれていました。
例えば、以下の本(↓)
レビュー4つ星以上の良書を高価な順に並べたところ、2000円以上の本がごろごろ出てきました。
最初の本については無料なのにダウンロード特典も付いてきてしまいます、、、すごい笑
外国語の学習書もたくさん含まれているので語学学習が捗りそうです。リスニング教材などを1冊ずつ揃えていくとけっこう高いですよね。
オフラインで電子書籍を読める
ネットに繋ぎっぱなしにすると通信料がかかるし、ネット接続が弱い場所だと読めません。
でもKindle unlimitedはネット環境(WiFiなど)であらかじめダウンロードしておけば、あとはオフラインで好きなだけ読めます。
気にする必要があるのはデバイスのバッテリー残量のみ!
(Kindle端末は2週間くらい充電しなくても使えるというお化け省エネ端末なのでおすすめですよ)
アカウントを6つまで共有できる
実はKindle(電子書籍)は1つのアカウントで6つのデバイスまで共有することができます。
つまり、こんな感じで使えるわけです(↓)
- 父 :PC
- 母 :タブレット
- 長男:kindle端末
- 長女:スマホ(iPhone)
- 次男:kindle端末
- 三男:スマホ(Android)
(具体的な共有方法は他の記事に譲り、ここでは解説しません。)
1つのアカウントでkindle unlimitedに登録して家族で共有すれば、事実上、月額200円くらいで利用できるんです。
ただしこの場合も同時にダウンロードできる冊数が10冊という制限は残るので、家族間で一人何冊まで同時にダウンロードするかはあらかじめて決めておく必要がありますね。
30日間の無料体験がある
冒頭でお伝えした通り、kindle unlimitedは30日間の無料お試しキャンペーンを常時行っています。
30日がすぎた後に月額更新されないようにあらかじめ更新キャンセルしておくこともできるので、気がついたら勝手に月額更新されていたなんてこともありません。
実際に使ってみないと分からないことも多いので、無料お試し期間があるのは嬉しいですね。
kindle unimitedのデメリットとは?
ここまでkindle unlimitedの良い部分を紹介してきたので次に改善点について紹介します。
1冊も読まなくても月額料金がかかる
kindle unlimitedはサブスクリプション(定期購読)なので、仮に1冊も読まなくても毎月料金が発生します。
kindle unlimitedに登録したら毎月1冊以上の本は読み続けたいですね。
同時にダウンロードできる本は10冊まで
Kindle unlimitedを紹介するあらゆる記事に書かれているデメリットです。
もはやkindle unlimitedのデメリット代表ですね。
同時に10冊も本を読むことはないですが、何度も読みたい本や手元に残しておきたい本を取っておくと、すでに10冊を超えてしまいます。
電子書籍の読み放題サービスは本を購入するのではなくレンタルしているだけなので、無限にダウンロードできるわけではない点にご注意ください。
(でもとある方法を使うとダウンロード制限を突破できるので、本当は10冊までのダウンロード制限というデメリットはありません。その方法はkindle unlimitedの無限ダウンロード方法という記事で解説します。)
全ての電子書籍が読めるわけではない
ビジネス書から漫画、ライトノベルまであらゆるジャンルの本が読み放題に含まれていますが、もちろん日本で発行される全ての電子書籍が読み放題の対象に含まれているわけではありません。
新刊や最新刊は含まれていないことが多いです。
出版からある程度の時期が経つと読み放題に追加されることはありますが、出版と同時に読み放題になるというのは稀です。
(もし出版してすぐに読み放題の対象にしてしまったら売れなくなってしまうので仕方ないですね)
なので、新刊や最新刊といった流行の本をすぐに読みたい方はkindle unlimitedに登録しても満足できないかもしれません。
読み放題の対象から外れる本がある
kindle unlimitedの読み放題作品は定期的に入れ替わっています。
そのため、以前まで読み放題に含まれていなかった本が新しく読み放題になることもあるのですが、その逆で、読み放題だった本が対象から外れることもあります。
特にベストセラーと呼ばれるような人気の本は読み放題の対象から外れることが多いです。
その理由は、たくさんダウンロードされるとアマゾンが出版社に大金を払う必要があるからです。
kindle unlimitedに登録されている読み放題の本はダウンロード数に応じてAmazonから出版社(または個人)にお金が払われる仕組みになっています。
そのため
- 読み放題として登録する
- めちゃくちゃダウンロードされる
- アマゾンが出版社に大金を払う
- アマゾンがその本を読み放題から外す
このような流れで削除されてしまいます。
例えば、ホリエモンの多動力という本は一時期だけ読み放題対象になり、すぐに削除されました。きっと大量にダウンロードされてアマゾンが削除したんでしょうね。
なので2週間ごとくらいにkindle unlimitedの新規追加タイトルをチェックしておいて、人気が出そうな本はすぐにダウンロードしておいた方がいいです。
でもすでに10冊ダウンロードしていて追加でダウンロードできないってことが多いんですよね(泣)
そんなときはkindle unlimitedで11冊以上の本を同時にダウンロードする方法を使ってください。
この方法を使えば、ダウンロードしたい本が見つかったら即ダウンロードすればいいので、問題解決です!
kindle unlimitedのメリット・デメリットまとめ
- 読み放題の対象が豊富
- 高価な本や専門書も読める
- オフラインで読める
- アカウントを共有できる
- 30日間の無料体験がある
- 1冊も読まなくても月額料金がかかる
- 同時にダウンロードできる本は10冊まで(解決策あり)
- 全ての電子書籍を読めるわけではない
- 読み放題の対象から外れる本がある(解決策あり)
kindle unlimitedにはこのように様々なメリット・デメリットがありますが、実際に使ってみないと分からないこともあります。
特に「電子書籍は紙の本に比べて読みづらくないのか?」といった点は言葉では説明するのが難しく、個人の好みによるところが大きいため、この記事のメリット・デメリットには含めませんでした。
この点は実際に電子書籍を読んでみるとはっきりとわかるので、まずは30日間の無料体験をしてみるのがおすすめです。
もし電子書籍・kindle unlimitedともにあまり快適でないと思えば解約しましょう。そうすれば1円もお金はかかりません。
僕はkindle unlimitedに登録する前はあまり本を読んでいませんでした。
お金がかかるし、部屋のスペースもとるし、何より本を持ち歩くのが面倒でした。
でもkindle paper whiteを購入し、kindle unlimitedに申し込んでからは気軽に本を読めるようになり、間違いなく知識も増えました。
kindle端末+kindle unlimitedは図書館を持ち歩いているようなものです。
本当にすごい時代になりましたね。文明の利器を使わないのはもったいないのでぜひ騙されたと思って「kindle端末+kindle unlimited」をやってみてください。想像以上に快適ですよ!