【衝撃の事実】1日30分何かを続けると10年分長生きしたことになる?

1日30分を続けなさい

ウサギと亀のかけっこという超有名な童話があります。幼稚園児~大学生まで、場合によっては社会に出てからも耳にするかもしれません。

急がなくてもいいからゆっくり正確にやりなさい。あきらめないで続けなさい。そうすればいづれ大きな成果を出すことができますよってことを伝えるために何かと引用される話で、継続は力なりという諺(ことわざ)と同じ意味ですね。

でも継続すると成功するってわかっていても続けられないのが人間です(泣)

僕はあまり忍耐強いほうではなく、何か新しいことに挑戦しては3日坊主で挫折する。3日続いたらいいほうで、ひどいときには新しく買った参考書を開きもしないなんてこともありました。

きっと僕以外にも同じような苦い経験をした人が大勢いると思います。

 

そこで今回は、とある書籍のレビューをしながらどんな人でも継続力をつけて成功できる方法を紹介します!

 

資格試験を控えている方、同期入社のライバルに差をつけたい方、何か新しいスキルを身につけたい方などなど、きっとこの記事の内容が役に立たない人はいないと思います。

でも今回紹介する書籍の本編は200ページ超えなので、わざわざ全部読むのは面倒だなあと思うかもしれません。

そこで、この記事ではエッセンスのみ抽出して数分で読み切れるようにまとめました。

(もともとはネット上で1万円で売られていた内容をまとめた本らしいので、一読の価値ありかもしれません!)

古市幸雄さん(著者)って何者?

古市幸雄

本編の内容に入る前に簡単に著者の紹介です。

僕はまったく知らなかったんですが、読売新聞の記者を経て、MBAを取得、その後、英会話教室の経営やビジネス手帳の画期的な使い方の発明などいろいろと手がけている実業家のようです。

東京都品川区生まれ、相模原市緑区(旧津久井郡津久井町)育ち。神奈川県立相模原高等学校卒。明治学院大学文学部英文科卒。ニューヨーク州立大学オールバニ校卒。読売新聞社編集局写真部退社後、ニューヨーク州立大学アルバニー校で経営学修士(MBA)を取得。帰国後3年間で、翻訳、手帳・目標達成関連、英語学校の3つのビジネスを立ち上げる。「中卒・高卒のハンディ、二流・三流大学卒のハンディは、継続的に勉強をすれば簡単に克服できる」と主張し、自身が学校を卒業後も毎日少しずつ勉強を続けることで、留学、起業、出版など次々に夢や目標を実現してきた。『「1日30分」を続けなさい!』(マガジンハウス)が48万部のベストセラーになり、2007年ベストセラー・ビジネス書第1位になる。

出典:Wikipedia

2019年現在、50歳を少し過ぎたくらいなので、きっと今もどこかで面白いことをやっているんだと思います。

2019年現在、何を一日30分続けているのか気になるところですが、残念ながら情報がありませんでした、、、

では著者の紹介はこのくらいにして、さっそく本編に入っていきます。

要約

「1日30分を続けなさい」の中身はそれほど難しくありません。

要は以下の2つについて様々な視点、たとえ話を用いて解説しているだけです。

1、1日30分、勉強・自己投資を続けた人が成功する
2、どうすれば1日30分続けることができるようになるのか

1については誰もが頭の中では理解していると思います。なので、問題は2です。

継続が大事なんだけど、継続できない。どうしても誘惑に負けてしまう。たった30分さえつづけられないなんて自分は本当にどうしようもないやつだ、、、なんて悩みを抱えている人が五万といます。

そんな人に希望を与える内容が書かれているのが今回紹介する「1日30分を続けなさい」です。

1日30分の勉強を続けられないのは才能がないからじゃない。やり方・考え方が間違っているだけなんだ。やり方と考え方を変えれば誰だって1日30分の勉強を続けられるようになりますよ。

これが著者の思いであり、著者が実体験を通して伝えようとしているメッセージです。

サブタイトルには55の勉強法と書かれていますがそれをすべて紹介しても意味がないし時間の無駄なので、特に大事だなあと思った点についてのみまとめて紹介します。

勉強は「質<<<<<<量」

勉強のやり方、スキルの習得法などに関する本を読むと、だいたいどの本も同じことを書いています。

正しい方法で勉強しなさい。時間よりも質が大事です。短い時間で効率的に勉強しよう。

こんなことを延々を何百ページにもわたって書き続けている本が本当にたくさんあります。

世の中の流れは間違いなく、「質>量」でしょう。

 

でもこの本は真逆のことを言っています。

 

つまり「質<量」です。

いや「質<<<<<量」といったほうが正しいかもしれません。

そのくらい勉強量が大事だと言っています。

 

著者によると、勉強の効果は以下の式で求められます。

勉強の成果=教材の質×集中力×勉強量の2乗+過去の蓄積

 

有名大学を卒業したAさんと高卒のBさんを比較してみましょう。

有名大学卒業のAさんには有益な情報が集まると思うので教材の質はAさんが勝っているとしましょう。Aさんが5、Bさんが3くらいでしょうか。

集中力についてもAさんが勝っていて、Aさんが2、Bさんが半分の1とします。

AさんとBさんには当然、これまでの勉強量に差があります。そこで過去の蓄積についてはAさんが100、Bさんが10とします。

 

もし二人とも一週間に同じだけ勉強したら当然Aさんのほうが勉強の成果は上がります。

でももしAさんが大学卒業後にほとんど勉強していない人(たぶん大抵の社会人は大学卒業後に勉強を辞めます)で、Bさんが高校卒業後も1日30分コツコツと勉強を続ける人だったらどうでしょうか。

ほとんど勉強していないAさんの勉強量を1、1日30分勉強しているBさんの勉強量を10としましょうか。

すると、

Aさんの勉強成果=5×2×1²+100=110
Bさんの勉強成果=3×1×10²+10=310

となります。

要は、これまでの勉強量なんてどうでもよくて、これからどれだけ勉強を続けていけるのかが大事なんだってことです。

より少ない時間で効率的に勉強しようと思って質のいい教材を探しても、教材探しで疲れてしまって、結局勉強しません。

仮にいい教材が見つかっても、その教材を使って一週間に一時間しか勉強しなかったら絶対に知識は定着しません。

英語の会話塾に高いお金を払って、ネイティブ講師からマンツーマンで指導を受けたって、それが週に一回二時間だけだったら一生英語を話せるようにはならないんです。

そんなことをするよりも、スカイプなどのチャットアプリを使って毎日外国人と30分くらい適当におしゃべりしたほうがよっぽど英語が話せるようになります。

 

勉強は「質<<<<<量」

僕の実体験でもそうですが、やっぱりたくさん勉強しないと上達しません。

勉強の成果は指数関数のように遅れて現れる

でも勉強を始めてもなかなか続かないですよね。それは考え方に大きな問題があります。

人間はとても欲張りなもので、何か新しいことを始めるとすぐに成果を欲しがります。

勉強を始めて1週間で30点上がったとか、筋トレを始めてたった数週間で腹筋が割れたとか、がんばったらすぐに報われることを期待しています。

でも現実にはそんな短期的に成果の出ることなんてほとんどありません。

だから、がんばって勉強しているのに成果が出ないのが面白くなくて途中で投げ出してしまいます。

でも勉強の成果は指数関数のように遅れてやってくると知っていればがんばれます。

指数関数は、2×2=4、4×2=8、8×2=16、16×2=32みたいなやつです。

(こんなグラフになります↓)

最初は4とか8とか16とか数字が小さい(つまり勉強の成果がほとんどない)ので、全然面白くありません。

でもそこで投げ出さないで、勉強を続けていると、

32×2=64、64×2=128、128×2=256、256×2=512、512×2=1024といった具合にあっという間に1000を超えます。

続ければ続けるほど勉強の成果は大きくなるということです。

 

どんな分野の勉強でもそうですが、ある程度勉強を続けていると急にわかるようになることがあります。

僕はオーストラリアに留学してから数か月間は、相手が何を言っているのかまったく聞き取れませんでした。

でも途中で日本に帰るわけにもいかないのでなんとか頑張って勉強を続けていたら3~4か月くらい経ってから急に聞き取れるようになりました。

そこからは英語の勉強が楽しくなってめきめき英語が上達していきました。最終的にはIELTSという試験で7.5(TOEIC換算だと900点越え)を取ることもできました。

最初の頃は上達している実感がわかないのでつらいですが、そこを我慢すると一気に伸び始めてくるということを知っていれば続けられると思います。

テレビを見るのを止めると寿命が延びる?

1日30分勉強を続けようと言うと、忙しいから無理だとか、ほかにやることがあるとか、そういう話になることも多いと思います。

確かに、会社内での人付き合いで飲み会があったり、家族サービスに時間を割く必要があったり、みんな何かと忙しいものです。

そういった付き合いを削って人間関係を悪くしては元も子もありません。

だから、たいていの人が時間を割いているんだけど、たいして重要でないこと、それを止めても今後の生活に大きな悪影響を出ないことを30分だけ削って勉強に当てましょう。

ではそれはどんな時間かというと、「テレビを見ている時間」です。

大抵の人は一日2時間以上テレビを見ているんじゃないでしょうか。

一昔前と比べるとテレビ番組はつまらなくなったと思いますが、それでもまだついついバラエティ番組を見てしまいますよね。

でもよーく考えてください。

テレビを見たことによって、何か生活は向上しましたか?

テレビを見ていたら給料が増えますか?出世できますか?健康になりますか?結婚できますか?

きっと答えは「ノー」です。

そんなことは言われなくても分かっていて、自分でもテレビを見ている非生産的な時間を何かほかのことに使いたいと思っている人も多いと思います。

でも実際にテレビを見るのを止めるのは難しいですよね。

そこで著者は、テレビで浪費される時間がどれほど膨大なものなのかを簡単に試算してくれています。

あまりにも衝撃的な数値なので、僕はすぐにテレビを見るのやめようと思いました。

 

一日2時間テレビを見るとすると、一年間は52週なので、

2時間×5日(平日)×52週=520時間

さらに土日は5時間ずつテレビを見るとすると、

5時間×2日(週末)×52週=520時間

合計で1040時間になります。

実際は年末年始など祝日が入るのでもっと多い時間になると思いますが、計算を簡単にするためにこの数値を使います。

 

1040時間を24時間で割ると、なんと43日分です。

ただ、24時間のうち7時間くらいは寝ているので、活動時間ベースで考えると、

1040時間÷17時間=61日分

つまりテレビを平日2時間、週末5時間見ていると、年間で丸々2か月分も使っていることになるんです!

もしこの生活を6年続けると、2か月×6年=12か月

言い換えると、テレビを6年間見なければ1年分のボーナス時間がもらえるということです。

 

例えば、テレビを見る習慣のない現在32歳の人が80歳まで48年間生きた人と、テレビをみる習慣のある現在32歳の人が同じように80歳まで48年間生きたとします。

すると、6年ごとに1年間の差がうまれるわけですから、48年÷6年=8年

つまり、どちらも80歳で亡くなっていますが、テレビを見る習慣のない人は、テレビをたくさん見ていた人よりも、活動時間が8年間も長いということです。

8年間あったらなんでもできそうですよね。英語なんて余裕でペラペラになるし、会社だってつくれるし、子どもも小学3年生くらいになってしまいます。

 

もちろんまったくテレビを見ないようにするのは難しいと思います。

でもこの試算を知ると、1日30分くらいなら勉強に回してもいいかなあという気持ちになりませんか?

少なくとも僕はなりました!

 

この本にはどんな文房具を使って、どんな時間帯に勉強するべきかなど具体的な方法も書かれていますが、それらを書き始めるときりがないので、特に大事な考え方の部分のみ紹介しました。

具体例が気になる方は書籍を買ってみてください。

 

ちなみに、この本はアマゾンの読み放題サービスにも入っているので、キンドルアンリミテッド会員の方は無料で読むことができますよ。

キンドルアンリミテッド会員は最初の1か月で無料で加入できるので、とりあえず無料登録して読んでみて、1か月経つ前にアンリミテッド会員を退会すれば追加料金もかかりません。

 

 

キンドルアンリミテッドの電子書籍を読むならやはりキンドルが一番使いやすくて読みやすいです。実際に使ってみるとびっくりするくらい充電が長持ちするし、画面の質感もよくて紙の本を読んでいるのとほとんど変わらないです。「キンドルを買う=図書館を持ち運ぶ」といっても過言ではないくらい便利です。本当にお勧めのアイテムなのでまだ買っていない人は検討してみてください。

 

ではまた

周登

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