アホウドリの糞でできた国があるらしい、、、
そんな耳を疑うような話を知り、実際に調べてみたら本当にありました(笑)
それも、かつて日本の植民地になったことがある国らしい。
そんな気になる情報が目白押しの国についてまとめた本があったので地元の図書館で借りて読んでみました。
その本がこちら(↓)
もうお分かりだと思いますが、
アホウドリの糞でできた国とは、「ナウル共和國」のことです。
日本人100人中3人くらいは耳にしたことがある国かもしれません(笑)
どこにあるかと言うと、、、
「ポツンと一軒家」という番組が流行っていますが、ナウルは「ポツンと一国」と言えるかもしれませんね。
本の内容を紹介する前に簡単にナウル共和国の基本情報をまとめておきます。
目次
ナウル共和国の基本情報
ナウル共和国は太平洋南東部に浮かぶサンゴ礁の島の上に作られた国です。
太平洋上を飛ぶアホウドリがサンゴ礁の上に何年も糞を落とし続けた結果、現在のナウル島(ナウル共和国)が生まれました。
なので、ナウル共和国=アホウドリの糞でできた国といわれています。
かつてイギリスの植民地だった関係から現在もイギリス連邦加盟国となっています。
国土面積が約21㎢(東京ドーム450個分)しかなく、バチカン市国、モナコに続いて世界で3番目に小さな国で、人口も1.5万人しかいません。
公用語はナウル語ですが、イギリスの植民地だったため英語も広く使われています。
このようにイギリスの影響を強く受けている国ですが、通貨は地理的に近いオーストラリアの豪ドルが使われています。
きっとナウル共和国が自国通貨を発行しても世界から信用されず、すぐにハイパーインフレするでしょうね。
かつてはリンの世界的な産地として世界中にリンを輸出していましたが、現在はほぼ枯渇状態となっています。
(アホウドリの糞が何年も時間をかけてリンに変わったらしいです)
そのリンがナウルの歴史と密接に関わっていて、今回紹介するアホウドリの糞でできた国という本もリンを中心とするナウルの歴史について書かれた本です。
あまり詳しく書きすぎるとネタバレになってしまうので、以下、ナウルの歴史を少しだけ紹介します。
詳細に興味のある方は図書館などで借りて読んでみてください。
嘘のような本当の話:面白すぎるナウルの歴史
太平洋の僻地にあるナウル共和国は知る人ぞ知る超有名国家です。
なぜなら誰もが耳を疑うようなぶっ飛んだ歴史を持っているからです。
ちょっと例を挙げると
- 全国民が働かずに暮らしていた
- かつて世界で最もお金持ちの国だった
- 犯罪者御用達の闇銀行がたくさんあった
- 全ての交通網および通信網が麻痺し、世界から孤立した
- やっとナウルと連絡がついたと思ったら、大統領府が燃えていた
- 裁判に負けそうなので弁護士を入国禁止にして裁判を回避しようとした
他にも色々あるんですが、これだけでナウルの面白さは理解できたと思います(笑)
ナウルの歴史はまさにジェットコースターのようなもので、ある時は世界一の金持ち国家、またある時は世界一の貧乏国家です。
- どうしてナウル国民が働かないで暮らせていたのか
- どうして世界から孤立したのか
- どうして貧乏国家になってしまったのか
その答えはぜひ本を読んで笑いながら探してください。
アホウドリの糞でできた国をお勧めする理由
上で紹介した通り、ナウルの歴史は最初から最後まで突っ込みどころの連続です。
でも面白いだけじゃなくとても勉強になります。
なぜならナウルの歴史を知ると、先を見据えて行動する大切さがよく分かるからです。
まあナウルに限ったことではないですが、歴史からは学ぶことがたくさんありますよね。
「賢者は歴史から学び、愚者は行動から学ぶ」なんて言葉もありますし、歴史の勉強は超役に立ちます。
でも歴史を勉強するために本を読もうとすると、
- 年表ばかりでつまらない
- 漢字ばかりで目が疲れる
- そもそもページ数が多くて読む気にならない
こんな三重苦に悩まされます。
僕も今まで何回も挫折してきました(泣)
でも今回紹介している「アホウドリの糞でできた国」なら絶対に大丈夫です。
なぜならこの本は絵本のようなものだからです(笑)
たぶん大人なら30分以内に読み終わると思います。
僕もそのくらいで読み終わりました。
歴史書を読めば勉強になることはわかっているけどハードルが高くて手が出せない人にとってこれほどお勧めできる本はありません。
アホウドリの糞なんてふざけたタイトルですが、ぜひ手に取ってほしい本です。
ではまた!
周登
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