ミャンマー旅行で役立つSIMカードの種類・金額・使い方をまとめて紹介

今や海外旅行の必需品となったSIMフリー携帯!

旅行先でSIMカードを買えば日本にいるのとほとんど変わらない状態でネットサーフィンを楽しめちゃいます。美味しいレストランを探したり、目的地への道を確認したり、ホテルの予約をしたり、、、もはや万能ですね。

ネット接続のない状態で海外旅行できる人はかなり海外慣れしている方だと思うので、特に海外初心者の人は何かしらネット接続できる手段を確保してから旅立ってください。でもグローバルWi-fiなどのルーターをレンタルするとかなり割高なのでSIMフリー携帯を持っていくことをお勧めします。

頻繁に海外旅行しない人もSIMフリー携帯がおすすめ
あまり海外に出ない人も、SIMロックを解除して国内でLINEモバイル などの格安SIMカードを入れると通信費が毎月2000円以下になったりします。なのでSIMフリー携帯を購入するか、お持ちのスマホのSIMロックを解除しておくと便利ですよ。SIMロックを解除したままドコモなどの大手キャリアも使えますしね。

ということで今回は、SIMフリー携帯を持っていることを前提に、ミャンマーで買ったSIMカードをどのように使えばいいのかを解説していきますね。

ミャンマー国内の4大通信会社

ミャンマー国内では以下の4つの会社が通信サービスを展開しています。

  • MPT(エムピーティー)
  • Telenor(テレノール)
  • Ooredoo(オレドー)
  • Mytel(マイテル)
ミャンマーには4つの通信大手があり、それぞれSIMカードを販売しています。
 
簡単に背景を話しておきます。
 
まず、MPTはもともとミャンマーの国営通信会社でした。2012年までは国内の通信市場を独占していて、当時のミャンマー国内の通信状況は最悪だったようです。当時からミャンマーに住んでいた知人に聞いたところ、SIMカードが1枚で3万円くらいするのにほとんど繋がらなかったそうです(泣)
 
しかし2012年以降の民主化に伴い、通信状況も徐々に改善されていきました。2013年には通信市場が解放され、入札手続きを経てノルウェーのTelenor社とカタールのOoredoo社がミャンマー国内での営業権を獲得しました。(日本企業は公開入札で敗れたようです)
 
そして2017年にMytel(ベトナムとミャンマーの合弁会社)が参入し、現在の通信大手4社が出揃いました。
 
基本的にはどの会社のSIMカードを買っても値段も通信速度も大きくは変わりませんが、観光客向けのプランを豊富に準備しているテレノール、オレドーが人気があると思います。僕もヤンゴン空港でテレノールのSIMカードを買いました。
 
 
ヤンゴン空港で買えるSIMカードについては以下の記事で詳しく紹介しています。

SIMカードはどこで買える?

多くの人がヤンゴン空港についてすぐに空港でSIMカードを買うと思います。国際線の出口の目の前に4社全ての販売窓口があるので迷うこともありません。ちなみに空港で買うと、携帯の設定変更も全て無料でやってくれるので超楽チンです。

旅行者用に最初から数ギガバイト分を入れたSIMカードが売っているので事前設定や追加でのデータ購入などしなくてもすぐに使えるし、やっぱり空港で買うのが一番お勧めですよ。

5,000チャット(約357円)であらかじめ3GBくらいチャージされたものが買えます。3GBくらいあれば1週間くらい使えると思います。

ヤンゴン空港の国際線出口を出てすぐ目の前にあります

【2020年最新】ヤンゴン空港で買えるSIMカードを全てまとめて紹介

2019年7月28日

 

ただ、もし空港で買い忘れてしまっても全然大丈夫です。実はSIMカードはミャンマー国内の至る所で売っています。

例えば、こんなお店でも買えるんですよ(↓)

SIMカード=携帯ショップ、または家電量販店で買うものだと思っているとびっくりしますよね(笑)

本当にただの雑貨屋さんにSIMカードが売っています。

いくつもSIMカードが出てくるので自分で好きな番号を選んでください。

ちなみに、雑貨屋などで買うとどの通信会社のものも値段は変わりません。

1枚=1,500チャット(約107円)です。

ただし全くチャージされていないので、チャージ分を別に買わないとデータ通信も音声通信も使えません(↓)

通信容量を増やしたい場合はチャージしよう(トップアップカードを買おう)

空港で買ったSIMカードにはあらかじめ数GB分のデータがチャージされていますが、それもいずれ使い切ります。また、雑貨屋などで買ったSIMカードには1バイトも入っていません。ということで、通信できるようにSIMカードにお金をチャージする必要があります。

方法はいくつかありますが、最も簡単な方法はトップアップカードを買うことです。

これはTelenorの1000チャット分(約71円)のトップアップカードです。

1000チャット以外にもたくさん売っていて、ぞれぞれ大きさが違います。

このトップアップカードは先ほど紹介したような雑貨屋やスーパーなど街中の至る所で買えます。お店の人に、「通信会社の名前(例えばテレノール)とトップアップカード」と言えば大体通じます。その後、数字を言うか、お金を出してトップアップカードの種類を伝えてください。

トップアップカードを買ったら、裏面を削り、出てきたコードを使って、SIMカードにお金をチャージします。

無料のアプリを使ってSIMカードにチャージしよう

トップアップカードの裏面に書かれたコードを入力するとチャージできるんですが、これまたチャージ方法がたくさんあります。

そこで今回は簡単でお勧めの方法を紹介します。

それは4社が提供している無料の公式アプリを使ってチャージする方法です。この方法を使うと、チャージ残高の確認やお得な通信データパックの購入なども簡単にできちゃいます。

まずは、購入したSIMカードの通信会社のホームページからアプリをダウンロードしてください。

(僕はTelenorを買ったので)ここから先はTelenorのアプリの操作方法を紹介します。ただ、どの会社のアプリも構造は似ているので、Telenorではない人も参考になると思います。

Telenor(テレノール)アプリの使い方

テレノールのアプリがダウンロードされると、こんなアイコンが表示されます。

 

まずは、アプリを起動します。

一番最初に起動する際は、電話番号の登録がありますが、2回目以降は直接、以下のホーム画面が表示されます。

(以下のホーム画面は、10,000チャット分チャージ済み、かつ、約1ギガのデータパックも残っている状態です)

 

では早速、トップアップカードを使ってチャージしていきます。

まず、ホーム画面中央にある「Top Up」を押します。

 

「Use voucher」がチェックされていることを確認し、トップアップコードの裏面に書かれた数字の羅列を入力します。

 

入力後に、「Top Up」を押します。

 

トップアップが完了し、SMSメッセージが届きます。(ただし、携帯にビルマ語フォントが入っていないと文字が正しく表示されないのでミャンマー人でも読めませんw)

そのまま「All Packs」を押して、データパックの購入に進んでもいいですが、今回はしっかりトップアップされているか確認するために「Dismiss」を押して、一度ホーム画面に戻ります。

 

1,000チャット分、しっかりとチャージされていますね。

次にデータパックを買います。

なぜデータパックを買うのか
お金がチャージされていればデータパックを買わなくてもデータ通信と音声通信することはできます。しかしデータパックを買った時と比べるとチャージ分の消費が早いです。なので、データパックを買ってより少ない金額でより長く使えるようにしましょう。 

 

パックには色々な種類がありますが、基本的にはデータ通信のパックだけ買えば問題ありません。

なぜならデータ通信のパックを買えば、スカイプやラインなどの無料アプリを使って通話もできるからです。

(今回は4ギガバイトのデータパックを購入しました)

 

「Buy now」を押すと、確認画面が出てくるので、もう一度「Buy now」を押します。

 

パックの購入が終わると、トップアップの時と同様にメッセージが出てきますが、読めないし必要ないので無視してください。

 

ホーム画面に戻って確認します。

購入したパックの料金と内容に従って、現金残高が減り、データ通信が増えているので成功です。

 

旅行中に通信量の残高が気になったらアプリのホーム画面を開くだけですぐに確認できます。データ通信の残高が減っていれば、同様の方法でデータパックを購入してください。

ネット環境さえ整えば、海外旅行は格段に充実すること間違いなし。ぜひ快適なミャンマー旅行を楽しんでください!

 

この記事以外にもミャンマー旅行に関するお役立ち情報もまとめているので一緒に確認してください。

【ミャンマー語対応】無料翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」が超便利なので紹介

2019年7月10日

【2020年版】ミャンマー通貨チャットの両替情報まとめ(レート、注意点、場所など)

2019年7月4日

ヤンゴン市内移動で大活躍!タクシー配車アプリGrab(グラブ)の使い方を紹介

2019年6月22日

 

ミャンマーの有名観光地についての解説記事はこちら

ヤンゴンのシュエダゴンパゴダ

ヤンゴン観光の一番人気スポット「シュエダゴンパゴダ」へのおすすめの行き方・注意点などを紹介

2019年7月30日
インダー族の伝統漁法

【インレー湖観光】1日ボートツアーの参加方法・値段・所要時間・見所など全て紹介

2019年7月12日

【モデルルート紹介】世界遺産バガンの観光名所をまとめて1日で見学できるおススメの移動手段と料金について

2019年7月9日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA